2020年度 援農ボランティア全体講習会@太田農園

  • 2020.10.13 Tuesday
  • 12:00

援農ボランティア全体講習会@太田農園

「藁立て・稲刈り」

 

9月30日(水)、一ノ宮の太田農園にて

多摩市援農ボランティア講習会の受講生と修了生を対象とした

「実技講習」が実施されました。

 

▲朝9時、太田農園に集まったボランティアのみなさん。

 

本日の講師、太田茂さんは市内で一番広い田んぼを持つ農家さんです。

野菜や果樹も手掛けられ、体験型市民農園「ふれあいファーム」の園主でもあり、

日々とってもお忙しそうですが、2人の息子さんや奥様といつも仲良く

農作業に励んでいらっしゃいます。

 

▲自己紹介をする太田さん。マスクで見えないけれど笑顔がステキなんです。

 

今日の作業予定は「藁立て」と「稲刈り」。

案内してくださった田んぼは『五百万石』という品種の酒米で、

多摩の地酒「原峰のいずみ」や味噌「原峰のかおり」の原料です。

 

昨日、コンバインで収穫をしたという田んぼには、

束になって紐でくくられている藁※があちらこちらに落ちています。

(コンバインでの収穫は脱穀を兼ねているので、穂(米)は付いていません)

 

▲「まずこの藁を立てて、その後に向こうを収穫しましょう」

 

藁は、マルチ(作物の株元を守るための覆い)や堆肥づくりなどで使う大事な資材。

ここで10日間ほど乾かしてから小屋に入れて保管します。

 

下の写真は「藁立て」の完成イメージ↓。昨年の太田農園の様子です。

こんなふうに立てておけば地面に触れている面が少なくなり乾きやすいですし、

雨が降っても雨水が外側を流れ落ちてくれるので傷みにくいのです。

 

▲「わらボッチ」とか「すずめぼっち」などと呼ばれているそうです。

円錐が2つ重なっているような形。なんだか可愛い。

 

さっそく、立て方のお手本を見せてくださいました。

まずは藁を10束集めてきて、そのうちの8束を立てます。

(この先の詳しい「藁立て」についてはコチラのブログをご覧下さい☆)

 

 

立てるときのポイントは、束の根元をキチンと揃えること。

次に、真ん中より上の部分と先端の2箇所を、藁を用いて縛ります。

 

 

 

この縛り方は結び目がありません。

稲架掛けする稲を束ねる時や、大豆を刈って束ねる時もこの方法です。

しっかり固定される上、後で解くのが簡単という優れた縛り方で、

援農ボランティアとしては、習得しておきたい技のひとつです。

 

そして、残りの2束を合わせて1段目の上に重ね、てっぺんを縛って完成☆

「これがいくつも並んでいくと、田舎の風景になる」と笑顔の太田さん。

「おお〜」「すごい〜」と、拍手が起こりました。

 

 

見事な技の連続を見た後は、いよいよ各自で「藁立て」スタートです!

 

 

束の根元を揃えることや、藁を使った縛り方などのポイントを思い出しながら…。

 

 

 

最初のうちは、太田さんに手伝っていただきながらの作業でしたが、

やっていくうちにコツを掴み、だんだん1人で1体作れるように。

 

▲爽やかな秋空の下、田んぼに着々と藁が立っていきました。

 

1時間ほど「藁立て」に取り組んだ後は、休憩タイム。

藁の束を座布団代わりにして腰を下ろします。

吹き抜ける風が気持ちいいですね〜。

 

 

参加した講習生・修了生のみなさんは、

「多摩にこんな広い田んぼがあったなんて、知りませんでした」

「これを自分で作るとは。なかなか無い経験で楽しいよ」

「縛り方が分かって嬉しい。もっとできるようになりたい」と話してくれました。

 

 

さて次は稲刈り体験です。

と言っても、鎌ではなくてコンバインの登場です!

「希望者は乗ってもらって、稲刈りしてみましょう」と太田さん。

え! 乗っていいの!? と、みなさん驚きながらも嬉しそう!

 

▲太田さんからコンバインの仕組みを教えてもらいます。

 

「ここで2条ずつ刈っていって、自動的に脱穀されて、このタンクに溜まる。

運転は、このレバーで…」と、操作方法の説明がありました。

「口で説明すると難しそうだけど、やってみると分かるから」と太田さん。

まずはデモンストレーションで、刈ってみせてくれました。

 

 

大きなエンジン音と共に、田んぼに真っ直ぐコンバインが進みます。

その後を追いかけていくと、

脱穀された藁が、コンバインの後ろから束になってポイっと出てきます。

 

 

「これだ! さっきわたしたちが立ててた藁!」

実際にコンバインから藁が出てくる様子を見て、みなさん納得の表情。

刈ったばかりの藁の束は、昨日刈ったものに比べて倍くらいの重さがありました。

逆に言うと、天気が良ければ1日で半分の重さにまで乾くってことですね〜。

 

▲「自動で束にして結んでくれるってスゴイ」。コンバインの便利さに感心。

 

▲「こんなに近くで稲穂を見られるなんて…」と感激されている方も。

 

さあ、いよいよ講習生&修了生の稲刈りの番☆

太田さんからレクチャーを受けたら、すぐ出発です!

 

 

真っ直ぐ、ゆっくり、2条を確実に刈り取っていきます。

すぐ近くで太田さんが操作を助けてくれるので安心ですね。

みなさん順調に走行していました。

 

 

初めてのコンバインに「真っ直ぐ走らせるのが結構大変だった」、

「前の様子を見るのが精一杯で(笑)」といった感想がありましたが、

試乗を終えたみなさんの表情はとっても嬉しそうでした。

コンバインに乗る機会はなかなか無いですから、貴重な体験でしたね!

 

今日の「実技講習」は2時間ほどで終了。

太田さんは「いつもなら藁立ては1日がかりでやるんだけど、

みんなにやってもらったら半日で終わった。ありがとう」と話していました。

こちらこそ、普段できない体験と、間近での収穫を見学させていただき

とっても充実した講習会でした。ありがとうございました!

 

▲この日、みなさんが「藁立て」をした後の田んぼ。お疲れ様でした〜。

(ブログ前半の写真と見比べてみてください♪)

 

(a)

 

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>

selected entries

categories

archives

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM