援農ボランティア日記*2020年3月
- 2020.03.31 Tuesday
- 12:00
援農ボランティア日記
3月12日(木)@青木農園
agri agriの取材スタッフとして市内の畑を回っているわたしですが、
実は昨年、多摩市の援農ボランティア講習会を受講→無事に修了☆
1年間お世話になった青木農園(和田)で引き続きお手伝いをさせていただいています。
講習期間中は月に2回ほど農園に通い、青木さんに作業を教えていただきました。
毎回が新しい作業でとても面白く、四季折々の畑の姿に感動させられました。
暑い日も寒い日も外での農作業は大変なこともたくさん。
農家さんの日々の仕事を間近で感じることができました。
そして、2年目はややペースダウンしていますが、楽しく通っています。
この日は久しぶりの畑。朝から天気良く、春の日差しです。
集合は10時。わたしの他にお手伝いの方が2名。
早速、青木さんに作業を教えてもらいます。
▲園主の青木幸子さん。(支柱の影になってお顔がちゃんと写らず…)
まずは、ツルありエンドウ(キヌサヤ、スナップ、グリーンピース)の手入れ。
足下には30cmくらいの高さにまで成長した青々と元気な株が並んでいます。
支柱とネットが施してあり、ツルが掴まって上に伸びるようになっていますが、
通路の方に飛び出て伸びていたり、ネットに届いていなかったりするものも。
そんな状態を見つけたら、近くに篠竹を挿してツルが掴まれるようします。
▲手伝いにきていたSさんが、篠竹を程よい長さにカット。
下の方の葉をとって、土に挿しやすくしてくれました。
▲白くて可愛い、キヌサヤの花。赤い花のものもあります。
篠竹を添える時は、若い茎葉を傷めないようにというのはもちろん、
ツルが巻いていった先で支柱やネットに辿り着けるよう
方向を考えながら位置を決めて挿していきます。
▲開始から40分後。全てのエンドウの畑を見回り、篠竹を挿し終えました。
畑でしゃがんで作業をしていると、テントウムシをよく見かけます。
「今年はテントウムシがたくさん居てくれて嬉しい」と青木さん。
エンドウにはアブラムシが付きやすく、大量発生すると手に負えません。
テントウムシはアブラムシを食べてくれるそうで、畑で重宝される存在です。
次は、のらぼう菜の間引きと、スモモの花の受粉作業。
のらぼう菜は西多摩地方で昔から栽培されてきた
春のはじめの代表的なアブラナ科の野菜です。
スーパーではあまり見かけませんが、市内直売所に行くと
青緑色の柔らかそうな茎葉が花束のようになって売られています。
▲手前はからし菜。奥のこんもりとした緑がのらぼう菜です。
のらぼう菜は1つの株を大きく成長させて、上の方の若い茎と葉を食べます。
収穫は、手で折れそうな柔らかさのところで茎をポキっと折ってとるそうです。
この日は間引き作業なので、密集しているところを根っこから抜きました。
間引き菜はもちろん食べます。
のらぼう菜は茹でても炒めても美味しい万能な野菜です。
のらぼう菜の間引き作業はSさんが担当。
その間、わたしはお手伝いに来ていたOさんとスモモの受粉作業です。
▲桜みたいな可愛い花を咲かせたスモモ。まだ7分咲きくらい。
受粉に使うのは耳かきのフワフワの部分。
青木さんにお手本を見せてもらいます。
耳かきのフワフワの部分で、花の中央を軽くちょんちょん。
これを全ての咲いている花に行います。
青木さんは、
「去年、2日間かけて受粉作業したのに、5月の雹で全部ダメになって…」と
振り返っていました。
Oさんと「お願いだから雹は降らないで!」と言いながら作業スタート。
▲ちょんちょん。
一輪一輪、見逃さないよう、枝の先から幹に向かって順に進んでいきます。
目を離すとどこまでやったか分からなくなりそうで、集中力が必要です。
こんなに至近距離でのお花見(!?)は初めて。
まだ蕾もたくさんあるので、満開になった姿も見てみたいものです。
▲青空を背景に白い花が映えます。
Oさんと「たくさん実がなるといいですね」と話しながら、
手の届くところをなんとか終えました。
そんな私たちに、青木さんが「金柑、良かったら食べていって」と勧めてくださり、
SさんとOさんと金柑を摘みに。
援農仲間と爽やかな金柑のおやつタイム。
みんなで金柑の食べ方を教え合ったりするのも楽しい時間です。
青木農園の金柑は香りがすごく良く、とても美味しい。
甘味の中に酸味もちゃんとあって、
「あ〜、ビタミンCを食べてるなぁ」って感じがします。
予定の作業を終え、お昼になったので解散。
今日はなんとも畑日和で、身体を動かすには気持ちのよい日でした。
受粉作業で右手を夢中で動かしていたので翌日は筋肉痛になるかと思いましたが、
なんてことはなく。
無事に美味しいスモモの実がなってほしいと願うばかりです。
(a)
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