多摩市議会 委員会が朝顔つる巻き
- 2018.06.30 Saturday
- 12:21
市議さんが朝顔つる巻きをお手伝い
多摩市の夏の風物詩「せいせき朝顔市」。
今年は7月7日(土)・8日(日)に開催されます。
聖蹟桜ヶ丘駅前で毎年開催されます。
昨年の朝顔市の様子はこちらをどうぞ。
6月下旬になると、朝顔生産農家は朝顔の手入れに大忙しです。
欠かせないのが、つる巻きと花摘み作業。
だいぶ大きく育った朝顔は、毎日つるを伸ばし、毎日花を咲かせます。
夏野菜で忙しくなるこの時期に朝顔の手入れが重なると、生産農家はかなりの忙しさになります。
そんな生産農家の1つ、小暮農園に市議会議員さんが朝顔の手入れの手伝いにやってきました。
参加したのは、市議会の常任委員会の1つ、総務常任委員会のメンバー7人です。
6月21日(木)は、女性議員さん3名が、25日は男性議員さん4名が参加しました。
21日に参加した女性議員のみなさん。
委員会のテーマの1つである「都市農業振興を通して、活気と魅力を感じるまちづくり」の実現に向けて、農とまちづくりについて日頃から勉強されているというみなさん。
以前は、市内の畑の草刈りを手伝ったそうです。
25日に参加した男性議員のみなさん。
「市民のみなさんに発信するためにも、自分たちが実際に体験し、農作業の大変さや農の魅力を実感することは大切なことだと思っています」と委員長の池田さん。
多摩市ならではの大切な行事である朝顔市を、少しでも応援したいとお手伝いを決めたそうです。
手入れの仕方を教えるのは、小暮農園の奥さま小暮敦子さん。
左が小暮敦子さん。
まずは、鉢ごとに花を摘みます。これは、簡単です。
難しいのは、つる巻き。
「時計と反対方向に、内側からつるを出して、外から中に入れて」
敦子さんがやると、とても簡単そうに見えますが、実際やってみるとこれが難しい。
初心者は、まずつる探しにひと苦労します。
「あれ?」「これでいいのかな」「どれをどうすれば…」
枝とつるが入り混じる鉢を見つめつつ、みなさん、なかなか手を出せない様子です。
最初はみなさん、敦子さんに一つひとつ確認しながら進めていました。
女性議員さんたちが手伝った21日は、曇り。
前日まで雨が降っていたこともあり、作業開始の午後1時半でも、ハウスの中は26度までしか上がらず快適。
少しずつ作業に慣れてくると、作業しながらおしゃべりも楽しみながら、1時間半で約200鉢を仕上げました。
大変だったのは男性議員。
25日は真夏日で、お昼を過ぎるとハウスの中の気温は40度まで上がりました。
温度が高い分、しおれてつるは扱いやすいのですが、暑い中での作業はやはり大変。
ただ黙って座っているだけで、汗がふき出してきます。
みなさん、流れてくる汗をタオルでぬぐいながら黙々と作業。
時間が経つにつれ、会話もなくなってきました。
「暑いですね」
感想を尋ねると、ついその言葉が最初に出てきてしまいます。
暑い中でも、1時間半の作業をやり切った4人。
「朝顔の作業は大変ですね」
その言葉に実感がこもっていました。
作業を終え、冷たいお茶と朝採れたばかりのとうもろこしをいただきながらひと息。
生産者の小暮和幸さんとの意見交換も、有意義な時間だったようです。
左が小暮和幸さん。
帰り際、
「1日だけですが、こうやって手伝うと朝顔市がさらに楽しみになりますね」と議員さんが話してくれました。
市内の農家が育てた朝顔を並べる多摩市の「朝顔市」は、貴重なイベントです。
これからも応援してくださいね。
(K)
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