平成30年度援農ボランティア講習会事前説明会
- 2018.03.30 Friday
- 15:38
援農ボランティア講習会事前説明会がありました
今年で4年目を迎える、多摩市の援農ボランティア講習会。
3年間の講習会を経て、さまざまな課題や改善点が見えてきたそうです。
そこで、よりよい講習会の仕組みづくりを検討するため、
多摩市農業委員会とJA東京みなみとが協力し、今年から「援農ボランティア講習検討会」が立ち上がりました。
3月28日に実施された事前説明会もそのひとつ。
これまでは、講習会の1日目に行われていた説明会ですが、
講習会が始まる前に説明会を開き、
「援農ボランティア制度についてしっかり理解してもらった上で、講習会に臨んでもらおう」と企画されたそうです。
場所は多摩市役所の西会議室。
事前説明会に参加したのは14人です。
まずは市の担当者から、多摩市農業の特色と援農ボランティア制度についての説明がありました。
多摩市農業の特色として大まかに、
露地で少量多品目栽培であること、兼業農家が多いことがあげられます。
さらに昭和40年代から市街化が進み、耕作面積と農家数が大幅に減少したことも伝えられました。
担い手不足も大きな課題です。
講習会では、月に2回程度、受け入れ農家で実習を受けながら、
年数回の座学や技術講習会などに参加してもらう予定です。
「『農業』と言うと、青空の下、土と触れ合って…といった良いイメージを思い浮かべるかもしれませんが、
実際は、地味で大変な作業がたくさんあります」と担当者。
「講習会に参加し、農作業の技術を身につけると共に、
多摩市農業についての理解を深め応援してほしい」と、講習会の目的を伝えました。
3期生の技術講習会の様子(1月)。
講習会の説明が終わると、
4軒の農家から、それぞれの畑でのボランティア活動についての話がありました。
農園によって、農作業のやり方やボランティアに望むことはさまざまです。
日頃のボランティアさんの活動について話す
受け入れ農家の小暮和幸さん。
続いて先輩ボランティアからの体験談。
4月で援農ボランティア4年目となる1期生からは、
「大変に思う作業もあるけれど、ストレス解消になっている。それが3年間続けられた理由だと思います」
2期生は、
「地元の野菜を食べることが、自分の体を元気にすると思っています。その野菜作りの手伝いをしたかった」と、
講習会に参加したきっかけを話しました。
2月に修了したばかりの3期生からは2名が参加。
「担当の農家さんは優しくて、気負うことなく、1年間、気楽にやってこられました」
「他の仕事もありましたが、両立できました。みなさんも、きっと無理せずやれますよ」
と、参加者にエールを送りました。
体験談を話す3期生のボランティア。
説明会は質疑応答も含め、たっぷり2時間で終了しました。
講習会は4月の中旬にスタート予定。
平成30年度の講習会を、agri agri も一緒に応援していこうと思います。
(K)
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