ほっとセンター地場野菜販売所紹介
- 2017.04.21 Friday
- 11:49
健幸団地ながやま「ほっとセンター永山」で地元野菜販売
永山商店街の一角にある「ほっとセンター永山」では、第1と第3土曜日の月2回、9時から14時まで多摩市産の野菜を販売しています。売り切れ次第終了ですが、だいたいお昼頃にはなくなるそうです。始まったのは昨年の12月。商店街の活性化の一助になればと、農業委員会会長である小暮さんに相談しスタートしました。
「ほっとセンター」は、NPO法人永山情報センター福祉会が運営しています。名前の「ほっと」は心温まる「ほっと」、安心できる「ほっと」なのだそうです。多摩市が進めている、誰もが「健やかで幸せいっぱい」な健幸まちづくり。この地域も「健幸団地ながやま」として、健幸都市を目指しています。ほっとセンターでも、永山、諏訪さらには市内全体を元気にするため、高齢者の通院の送迎や買い物代行など高齢者向けの生活支援活動や地域の子ども向けの学習教室や大人向けのパソコン教室などを開いているそうです。
以前はにぎわっていた永山商店街ですが、高齢化が進み
「すっかり人通りが少なくなって」と、福祉会事務局の太田晴夫さん。
団地には高齢者だけの二人暮らしや一人暮らしが多くなり、1日誰とも話さないという人も少なくないのだとか。
「ほっとセンター」では、ふらっと立ち寄っておしゃべりができる場があればと、朝のラジオ体操後にモーニングカフェを開き、誰もが気軽に立ち寄れる場を作ったそうです。
「みんな、しゃべりたいんだよね。聞いていると面白くて、落語みたいだよ!」とほっとセンターのスタッフが笑いながら教えてくれました。
「多摩市産野菜の販売」は、商店街が賑わえばと始めたものですが、「お年寄りが、家で料理を作るきっかけにもなれば」と、高齢者のいきいきとした生活をサポートしたいという思いもあるようです。
白いキャップが太田さん。お名前が「晴夫」だけに、
「晴れ男だから、出かけるときは呼んで」と太田さん。
でも「この前の旅行は雪だったじゃないか!」と
周りからつっこまれていました
スタートして4か月。常連さんも増えてきたのだとか。
お客さんは団地の人たちばかりなので、みなさんご近所さんです。
「あら、久しぶり! 元気だった?」なんてあいさつも。
これから出かけるというお客さんには、「野菜は預かっとくから、帰りに寄って」と声をかけます。ご近所ならではですね。
この日は、今年初のたけのこがお目見え。年配のお客さんが「あら、たけのこ」と足を止めます。
「地元の野菜は美味しいわよね。実家が農家だったからわかるわ」
「新玉ねぎは、葉も食べられるのよ」と野菜を通して話題が広がります。
「この前買った太いごぼうは柔らかくて美味しかった」などと感想を話してくれるお客さんもいるそうです。
「お客さんとのおしゃべりが楽しい」とスタッフの男性。知らないことを教えてもらうことも多く、自分も元気になると言います。
販売も少しずつ慣れてきたところ。「これからは、お客さんを呼ぶための工夫を考えたい」と話してくれました。
この日は端境期のため、野菜の量も種類も少な目でしたが、
「これから野菜の種類が増えれば、お客さんがもっと来てくれると思います」と太田さん、夏野菜に期待を寄せていました。
地元の農家さんが作った野菜が、地域のみなさんの元気につながればいいですね!
(K)
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