多摩市産ぶどうの紹介2016
- 2016.08.18 Thursday
- 10:00
今年も多摩市産ぶどうの季節がやってきました
多摩市の夏の果実と言えばブルーベリーが代表的ですが、ぶどうも夏の果実として栽培されています。昨年は一部の学校給食にも登場しました。
毎年、お盆前後に店頭に並ぶぶどう。今年も、そろそろ収穫時期が近づいてきました。
ということで、お盆直前の8月10日に関戸にある藤井睦夫さんのぶどう畑を訪ねました。
ぶどう棚には、袋をかぶったたくさんのぶどうが下がっています。緑に白の配色が、夏らしくてまぶしいです。
ぶどうの木は年を重ね成熟しながら、房の数を増やしていきます。3年前は500房、今年は900房と、順調に数を伸ばしています。
藤井さんのぶどう畑には、紅伊豆(べにいず)、藤稔(ふじみのり)、高尾、シャインマスカットの4種類のぶどうが栽培されています。
袋をはずして生育ぐあいを確認します。
藤井さんと一緒に色や粒の大きさを見る、
JA東京みなみ多摩支店の佐々木さん(右)と鈴木さん(左)。
藤稔は、こんなに大きいけれどまだ成長途中だそうです。
「粒は、まだ大きくなりますよ」と佐々木さん。藤稔は、500円玉くらいまで粒が大きくなる食べごたえのあるぶどうです。収穫は、9月頭になりそうです。
ぶどうの皮についた白い粉(=ブルーム)は、新鮮なぶどうの証拠です。
「ブルームは、ぶどうの実を乾燥から防いでくれるんです」と、鈴木さん。ここ最近、雨が少ない東京。ブルームが、ぶどうを守ってくれています。
シャインマスカットは、2年前に植えたばかり(植えたときの取材記事をご覧ください)。
さすが「シャイン」と名が付くほど、艶があってきれいです。
ただし、木自体がまだ成熟しきれていないそうで、今年の出荷は見送るそうです。来年は店頭に並ぶかもしれませんね!
色と粒の大きさ、糖度が揃ったら、出荷スタートです。
一番成熟の早い紅伊豆を確認します。
きれいに赤紫に色づいた紅伊豆。「粒の大きさもいいですね」と佐々木さん。
糖度計で甘さを測ると「20.2度」! これは甘そうです
糖度計で糖度を確認する藤井さん。
ぶどうは、下よりも上(肩の部分)のほうが
甘いのだそうです。
酸味が残っていないかは、実際に食べて確認します。
私も1粒、試食させていただきました。
「甘い!」
時間は午前10時。太陽に照らされた採り立てのぶどうは、ぶどうの体温を感じるように温かかったです
ただし、ぶどうは朝採りが基本だそうで、日中の温かくなったぶどうだと収穫後、傷みやすいのだそうです。
来年度の収穫に向けて枝作りを計画する3人。
紅伊豆は、色も大きさも糖度もOK! ということで、「明日から出荷します」と出荷日が決まりました。
紅伊豆は、粒がはずれやすいのでなかなか流通にのらないぶどう。味わえるのは地元民の特権です
販売場所は、グリーンショップ多摩、いきいき市、アンテナショップPonteの3か所。
8月半ばから9月上旬まで、紅伊豆、藤稔、高尾と順に出荷が続く予定です。
ぜひ店頭に足を運んで、「地元産のぶどう」を食べてみてくださいね♪
(K)
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