多摩市援農ボランティア講習レポートその6

  • 2016.03.31 Thursday
  • 10:00
多摩市援農ボランティア講習会
「修了式」が行われました

 
多摩市の新しい試みとして昨年9月末から始まった、多摩市の援農ボランティア講習会(第1回講習会の様子はこちら)。
2回の座学から始まり、6か月間、市内の農園で農業実習を積んだ13人の講習生たちの修了式が、3月29日10時から、多摩市役所の会議室で行われました。



 
修了式には、実習を担当した6軒の農家さんも駆けつけました。
農家さんが見守る中、講習を終えた13人の講習生のうち、この日参加できた11人一人ひとりに、多摩市より修了証が手渡されました。


 
 
修了証を受け取った講習生13人は、来年度からの「多摩市援農ボランティア制度」に登録することができます。
 
修了証授与が終わると、農家さんたちからひと言ずつ。




「みなさんが種をまいたスナップエンドウも、順調に育っています」
「剪定してもらったブルーベリーには、しっかり花が咲き始めています」
「手伝ってもらって助かりました」と講習生へのねぎらいとお礼の言葉が並びます。
また、座学で講師を務めたJA東京みなみ多摩支店の職員からは
「わからないことがあれば、遊びに来るつもりでいいので、農協に気軽に来てほしい」という話も。
 
みなさんの言葉から、この6か月間で培われた講習生への信頼感がうかがえます。講習生のみなさんが、実直に講習に取り組んできたという証拠ですね。


各農園での実習の様子。




また、ある農家さんからは「都市農業では、今後ますます援農ボランティアの活躍の場が増えていくはず」と話したうえで、「援農ボランティアのスタートが、多摩市で都市農業が盛り上がるきっかけになれば」と期待する声もありました。
 
最後に、主催した多摩市経済観光課の渡辺課長があいさつ。




多摩市の農業、農家を理解してもらえたことへの感謝とともに、今後も援農ボランティアとして経験、スキルを高めてほしいとコメント。また、そのためにも、援農ボランティアを受け入れる農家は、ただ手伝ってもらうだけでなく「育てる」という意識してほしいということをあわせて話しました。
講習会の最初のあいさつでも、「互いにとってメリットがあることが大切」と、渡邉課長が話していたことを思い出します。
 
講習会が始まったばかりの頃は、お互いによそよそしさがあった農家さんと講習生でしたが、半年の交流を経てすっかり和気あいあい。講習生の1人は、「この半年間、本当に貴重な体験をさせてもらった。参加して良かった。」と話していました。




今後、希望者は個別にボランティア登録をし、来年度から要請のあった多摩市内の畑に出向き、農作業を手助けすることになります。
まさに、春から農業は忙しくなる時期。ぜひ登録して、半年間でつけた力を存分に活かしてくださいね!

(K)

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