多摩市援農ボランティア講習会@太田農園

  • 2016.02.29 Monday
  • 10:00
援農ボランティア講習会「実習編」
太田農園グループ

 
多摩市では、10月から5か所の農園で援農ボランティアを希望する人たちの実習が行われています。実習期間もあと1か月半になった2月16日の午後、一ノ宮の太田農園でも二人の実習生が畑で作業を進めていました。



 
この日は冬らしい寒さでしたが、風がなく体に当たる日差しがあたたかです。
畑の梅の木に登り、1月の特別講習会で習った剪定をさっそく実践している男性を発見。青空をバックに、気持ちよさそうに切っていました。「太田さんにどんどん切っていいよって言われたので、安心して切れます」と笑いながら木の上から話してくれました。
  
もう一人の実習生は、昨年植えた玉ねぎ畑の草取り。苗の周りに小さい草が生えています。マルチ(黒のビニール)を敷いた畑でも、隙間から草が顔を出しています。




「ちょっと光が当たるだけで、草は生えるんですね」と草を1つ1つ丁寧に抜きながら草の生命力に感心していました。
ご両親の実家が農家を営んでいるため、今もよくご両親のいなかに手伝いに行っているという女性。「農作業の体験があるので、少しは農家さんの役に立てるかなと思って」と、今回の講習会に参加したそうです。




ただし、いなかでの手伝いの多くは収穫の時期。「種を植えたり草取りをしたりする作業は、やったことなかったですね」と笑っていました。
これまでの実習では、種を植えたり、苗の受け替えをしたり、夏野菜の支柱の片づけをしたり。冬場は、ちょっと地味な作業が多いですよね。

 
梅の木を剪定していた男性は、一本杉公園のグリーンボランティアもやっているそうです。グリーンボランティアのため、2年間の剪定講習を受講し剪定作業は慣れています。




「でも、公園の木と畑の木は違いますよね。公園の木は見栄えが大事ですが、農家の剪定は実をつけることを考えなければいけないですから」
自然に触れることがもともと好きだという男性。ご自宅でも庭に小さな畑を作り家庭菜園を楽しんでいるそうですが、「基本的な栽培法を学びたい」と参加したそうです。
 
風が冷たくなってきたので、少し早めに本日の実習は終了。
太田さんのお宅に戻り、ホットコーヒーでひと息です。




太田農園は、多摩市でいちばん広い田んぼがあります。こんな広い場所で作業するって気持ちがいいですよね。
「講習会に参加するまでは、こんなところがあるなんて知りませんでした」と女性の実習生。



こんなに広いのに、知られていない不思議な場所です。

「昔はこの辺りはずっと田んぼだったんですよ」という太田さんの言葉に、お二人ともびっくり。
「昔からの農地を、大事に守り続けている人がいるんですよね」と男性。少しでも協力できたらと話してくれました。


 
左が太田さん。



さっそく
「ぜひ、田んぼ作業にかかわらせてください」と、来年度からスタート予定の本格的な援農ボランティアに意欲を見せていました。
 
畑には梅の花がたくさん咲いていました。春は近そうです。




実習期間もあと少し。4月に向けて、楽しく実習してくださいね!
 
(K)
 
 

 

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