多摩市援農ボランティア講習会レポートその2

  • 2015.11.24 Tuesday
  • 13:44
援農ボランティア講習会「実習編」
小形勝さんのグループ

 
今年の10月から始まった、多摩市主催の援農ボランティア講習会。
2日間の座学の後、5つのグループに分かれて、月2回、畑での実習が行われています。
座学での講習会の様子はブログで紹介しています)
 
11月17日(月)は、9時半から馬引沢の小形勝さんの畑で実習が行われました。小形さんが指導しているのは、女性2人と男性1人の3人。

まずは、玄関先でのんびりお茶をいただきながら、本日のメニューとこれからの予定を打ち合わせます。




実習3回めということもあり、みなさん和やかです。しかもこの日は11月半ばというのに、9月のような暖かさ。ついテーブルでのんびりしてしまいます。野菜について質問したり、お茶うけに出てきたかぶ漬けの作り方を奥様に教えていただいたり。
…と、このままお茶会になりそうな雰囲気でしたが
「こんなにのんびりしてたら、仕事にならない」と、腰を上げ畑へ出発。
 
畑に向かいながら、「この前、芋づるでリースを編んだんですよ」と女性陣2人がうれしそうに教えてくれました。
楽しそうですね。
「とっても楽しいんですよ
矢印上
毎回天気にも恵まれているのだそうです。
 
本日のメニューは
小松菜畑の草取りとスナップエンドウの種まきの実践、それと玉ねぎの苗の植え付けと堆肥について説明を受けます。
 
最初は草取り。

2週間前に実習で種を蒔いた小松菜の畑の草を取ります。最初に小ぶりのかまやくわを使って、大まかに草を取り、小松菜の茎の近くは手で取ります。取った草は、畑に放っておき日にさらして枯らします。


「ほら、小形師匠が植えた小松菜の列はまっすぐだけど、
ぼくらの小松菜は蛇行してるでしょ」と笑いながら参加者の男性。
確かに…
苦笑い

草取り後、きれいになりました。

 
次は、スナップエンドウの種まきです。
最初にマルチングについて教えてもらいます。




スナップエンドウの収穫は種植えから約半年後。マルチングをすることで、長い生育期間、雑草を抑制すると共に、冬場は土の温度を上げ霜や雪による害を防ぎ、夏場は乾燥を防ぐ効果が期待できます。

マルチに穴をあける作業も体験。



あけた穴に3粒ずつ種を入れ、土をかぶせて軽く押さえます。


作物によって手入れの仕方や栽培ポイントはさまざま。小形さんのように多品目の野菜を育てるためには、効率的な作業が必要です。
「段取りを考え、工夫すること。百姓には欠かせないことなんですよ」と小形さん。
「天候でも作業内容が左右される。頭を使いますよね」と、みなさん
小形さんの細かいアイデアに感心すると共に、農作業の奥深さを改めて感じていました。
 
1時間ほどして休憩です。



小形さんの、幼い頃の馬引沢の話や農作業中の武勇伝に盛り上がりました。
お茶にお菓子に、私はすっかりピクニック気分です。

 
最後の作業は、玉ねぎの苗植えです。


ただし、今回は手順の説明まで。次回、実際に植えてもらう予定だとか。
「玉ねぎの苗植えは、数も多いので大変。ぜひ手伝ってほしい作業です」と小形さん。
 
最後に堆肥場を見学し


本日、2時間の講習は終了です。 



講習会後
「昨日店で余っちゃったから持ってって」と
小形さん、みなさんに野菜をおすそ分け。


「この前、渋柿をいただいて、家で初めて干し柿作りに挑戦しているんですよ」
「小形さんのさつまいも、スイートポテトにしたら、とっても美味しかった」とみなさん、
ご家庭でも小形さんの野菜を楽しんでいるそうです。

講習前に比べて野菜の楽しみ方は違いますか?という私の質問に
「ぜんっぜん違います!」と3人とも目をキラキラさせて答えてくれました。
 
私もこの日、大きいレモンをいただきました。


もう少し黄色く色づいたら、小形さんの野菜スタンドで販売する予定だそうです。
 
 
講習会は始まったばかり。
これからも楽しみながら、多摩市の農業を支える知識と技を学んでいってくださいね。

(K)

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