学校給食連絡協議会紹介

  • 2015.08.19 Wednesday
  • 08:00
学校給食センターと農家さんとの意見交換会
 
多摩市では、平成7年から学校給食に地場野菜を積極的に活用する取り組みが行われてきました。現在では毎年、玉ねぎ、じゃがいも、長ネギ、白菜、大根、温州みかんなど、約15種の野菜と果物が学校給食に使われています。



今年初登場の「多摩市産甘夏シャーベット」が入った給食 

学校が夏休み中の8月4日。
9月以降の学校給食のための、学校給食センターと農家さんとの意見交換会「地場野菜に関する打ち合わせ会議」がありました。
「地場野菜に関する打ち合わせ会議」は、夏と年度末の年2回。参加するのは学校給食センターの職員、栄養士、栄養教諭、それと多摩市の農家さん14軒で組織した「学校給食連絡協議会」のメンバーです。
そこに、相談役として多摩市役所経済観光課と多摩市の農産物の出荷具合を把握しているJA東京みなみの職員が入ります。
 




この日に参加した協議会メンバーは、関戸の㟁(きし)さん、藤井さん、馬引沢の小形さん、一ノ宮の太田さん、小暮さん、落川の新倉さんの6人。
「ブルーベリーの今年のでき具合はどうですか?」「給食に取り入れる野菜は、例年通りの量を今年も考えていますが大丈夫でしょうか」などなど、栄養士さんから出される質問に、農家さんが答えていきます。農家さんからの「かぶは、葉付きで出荷できればありがたい」という要望には、「かぶの葉を使った献立を考えてみます」と栄養士さん。
 
露地栽培で旬の野菜が中心の多摩市産の農産物は、出荷量の予測ができなかったり、収穫時期が献立とずれたりなど、学校給食に取り入れるには難しいこともあるようですが、できる限り学校給食と地元の農業とをつなぎたいという学校給食センターの思いが伝わってきます。
「多摩市産の温州みかんを食べた子が『こんな美味しいみかん、初めて食べた!』って言ったんですよ」と学校給食センター南野調理所の糟谷所長。多摩市でも野菜や果物が栽培されていることを、多摩市の家庭にも知ってほしいと話します。
 
これまでの取材で、㟁さんの田んぼや須藤さんのブルーベリー畑を見学に行った子供たちが、多摩市産の食材を使った給食に、「美味しい」「作った人の愛が詰まっている」と、うれしそうに食べていたのを思い出します。



㟁さんの畑で玉ねぎを収穫する子供たち

作っている人を知ることは、食べることを楽しくするひとつなのかもしれません。
 
育てた人の顔が見える新鮮な多摩市産野菜を、これからももっともっと多摩市の子供たちに届けられればいいですね。
 
(K)
  • 0
    • -
    • -
    • -

    calendar

    S M T W T F S
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << August 2015 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recommend

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM