2015どんど焼きレポート

  • 2015.01.29 Thursday
  • 15:57
毎年の新年行事
2015年 乞田・貝取の「どんど焼き」

 
年が改まってすぐの1月18日に、乞田のふれあい広場でどんど焼きがありました。
たまっこのだいこんまつりでお会いした、農業委員の増田匠さんに「盛大にどんど焼きをやるから、おいで!」と誘われ、agri agri行ってまいりました。
 
どんど焼きは、小正月に正月の松飾りやしめ縄、書き初め、祈願達成しただるまなどを一か所にまとめて燃やし、五穀豊穣や無病息災などを祈願する伝統行事です。昔は、日本各地の田んぼで見られた行事なのだそうです。
書き初めが高く舞い上がると字が上達するとか、焼いたあとの火で焼いた団子を食べると無病息災の1年になるなど、おめでたい言い伝えもある行事です。
火にあたると若くなるという言伝えもあるそうです。それは最前列であたりたい!
 
日本各地で時代ごとに少なくなってきたどんど焼き。
「ぼくが小さい頃は、あちこちの田んぼや畑でやっていた思い出があるんだよね。」と、ふれあい広場のどんど焼き実行委員でもある増田さんは話してくれました。
都市開発が進む中、多摩市でも見られなくなったどんど焼きを残念に感じていたそうです。
「でもいつかやりたいと、ずっと考えてきた」
ふれあい広場のどんど焼きは、増田さんたちを中心に平成3年から始まりました。


現在多摩市では、毎年青少年地区委員会が主催したどんど焼きがあちこちで行われています。
ふれあい広場のどんど焼きは、多摩市でも1、2を争う盛大さだとか。
毎年、前の年の12月からやぐら作りの準備がスタートします。
今回は12月7日に、材料の茅や竹などを切り出す作業。東愛宕中学の先生や生徒も協力してくれたそうです。
14日には、地域の寺院「吉祥院」から、やぐらの骨組みなどに使う竹50本を切り出しました。1月12日に棟上げし、その後、そのやぐらに各家庭から持ち寄ったお飾りなどを積み上げていきます。
 
そうして本番を迎えた、やぐら。



でかい! そして豪華!き
ビルの2階と同じくらいの高さがあります。
一番上からはダルマから見下ろしいてます
だるま
 
やぐらの中には囲炉裏がありました。


ここで、前日お餅をついたそうです。
 
上に延びる天井が、まるで天につながっているような厳かさを感じさせます。


 
ひろばには、老若男女がぞくぞく集まってきました!
三世代が集う行事なんて、いいですよね〜
サキ

11時に、吉祥院のお坊さんが、祝詞をあげます。

お供え物の中には、たまっこで育てた大根もありました。

増田さんから、みなさんにごあいさつ。


 
12時過ぎ、いよいよ点火です。

安全を考え、必ず消防団が待機します。


どんど焼きの準備を手伝った、東愛宕中学校、第三小学校の子供たちも火をつけます。
  
 
火がつくと、燃え上がるのはあっという間!

瞬く間に煙がやぐらを包み込んでしまいます。


パンッ!パン!という大きな音は、竹の中の水がはじける音なのだそうです。
 
10分ほどで、やぐらは崩れ落ちました。圧巻ですね。
 
  

火が落ち着くまで、約30分ほど。
次は、子供たちみんなのお楽しみの、だんご焼きタイムです。
3メートルほどある長いくて細い竹の先に団子を差し、火にくべます。




 
まるで、釣り風景です
kyu

 
焼けた団子をパクリ。 美味しい?



「味はないけど、美味しい!」
うん、素直な感想!
味付けはしてありませんが、お米の自然の甘味がほんのりします。
もちもち感が、団子をさらに美味しくしていました
美味しい
 
今年も、1年、みんな健康ですごせますように。
 
(K)

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