えねふぁみイベント
- 2014.03.26 Wednesday
- 10:12
えねふぁみイベント
「“食”と“エネルギー”のつながり」におじゃましました
3月16日(日)午後1時半から
ベルブ永山の消費生活センター講座室で「親子で一緒に考えよう! “食”と“エネルギー”のつながり」が行われました。
地産地消にもスポットが当てられるということで、agri agri、取材に行ってきました。
今回の企画は、多摩市立永山公民館とチームえねふぁみの共催事業。
親子での遊びを通して、食とエネルギーの関係について楽しく考えながら学べる、チームえねふぁみの企画イベントです。
勉強不足のわたくし、「チームえねふぁみ」って?
「チームえねふぁみ」とは、環境について学んでいる大学生・大学院生4人で構成されたチーム。
日頃、なかなか意識することが少ない「エネルギー」を「見える化」して、エネルギーの大切さを伝える活動をしているそうです。
この日は、小学生のいるご家庭がほとんど。
「『いただきます』ってどんな意味があるか知ってる?」
「じゃあ『ごちそうさま』は?」
スタッフさんの声かけで、みんな意識が“食”に切り替わってスタート。
小さいお子さんも、ちゃんと話を聞いてます。えらい!
今回の企画のいちばんの目玉は「お買いものゲーム」。
家族ごとに、その日の夕飯のメニューを考え、与えられたお金で買い物をします。
わたしも初めて見ましたが、おもしろかったですよ!
わたしは見学だったので、横でながめているだけでしたが、やってみたかった!
用意された84種の「食材カード」には、それぞれ値段と産地が記されています。
家族3人で2,300円、4人で2,500円という予算にあわせて、自分たちが立てたメニューの材料を買います。
「おばあちゃんが、中華丼にはねぎを入れたいって」「え〜、デザート買えないよ!」
「わんこそばにする」「そばだけ?」
「お金がもうないから、この野菜は海外産だな」
などなど、グループごとに親子でのやりとりが盛り上がっています。
メニュー決めと買い物について、こんなに真剣に親子でやりとりすること、ないかもっ。
みなさんも、いつもとは違うゲーム感覚での献立作りが楽しそうです。
買い物ゲームの最後は、購入した材料カードに付いている数字を足します。
足した数は何かと言うと、買い物した材料にかかった「二酸化炭素の排出量」。
生産地が近ければ少ないけれど、海外など遠くから運ばれると二酸化炭素の排出量はぐんと多くなります。
売り場に並ぶ食材たちは、見た目は同じでも、産地によってかかったエネルギーは大きく違うんですね。
近くの野菜を選ぶことが、環境に優しいことを知った子供たちです。
買い物ゲームが終わり、おやつタイムです。
多摩市産の桜の塩漬けで作って桜茶と桜ごはんのおにぎり、それと多摩市の手土産「桜ぽるぽろん」をみんなで試食。
agri agriを運営しているNPO法人シーズネットワークは、多摩市産の野菜も取り扱う「多摩市&長野県富士見町共同
アンテナショップPonte」も運営していて地元農家さんとのお付き合いが深いということで、今回の企画では代表の岡本
が、皆さんにお話する時間をいただきました。
ブロッコリーや小松菜など、採れたばかりの多摩市産の野菜を実際に見せました。
その立派な形や、しっかりした葉っぱに、おうちのかたも感心。
多摩市の農業や農家さんの現状も、一緒にお話させていただきました。
最後には、それぞれ「行動宣言シート」を書きます。
「ごはんをたくさん食べます」
「自分で料理する時には、地産地消します」
「多摩市の、小形さんと増田さんの野菜を買います(見せた多摩市の野菜に名前が入っていました)」
「家庭菜園で小松菜づくりをがんばります」
などなど、子供ならではのバラエティにとんだ宣言シートが出来上がりました。
私たちが、毎日関わっている“食”。
その“食”には、目には見えないけれどたくさんのエネルギーが使われています。
輸送のためのエネルギーだけでなく、農家さんが働くエネルギーもかかっています。
そういった、目には見えないけれど必要なエネルギーのことも一緒に含めて、“食”を考える力がつけば、
子供たちの食に対する意識だけでなく、日本の農業も変わっていくのかもしれませんね。
3時間半の長丁場でしたが、あっという間のイベントでした。
とっても楽しく、そしてとっても有意義な時間を過ごせました。
チームえねふぁみさん、永山公民館さん
企画していただき、ありがとうございました!
(K)
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