だいぶ前になってしまいましたが、9/16(金)、夏と秋の間のピッカピカのお天気の日に、多摩市は和田、石坂さんの畑を訪問しました!
敷地に入ってすぐにあるのは、野菜の無人販売所。地元の方が利用します。
↑販売所のそばにはジャックオランタン!近所にこういうものがあると楽しいだろうな〜!
今回お話を伺ったのは石坂茂樹さん。和田の地で約200年以上続く農家の9代目です。
石坂さんが就農したのは2021年の4月。
25年間のサラリーマン生活を離れ、農業の道へ。
就農から1年半。野菜を育てるペースは掴めてきた、と頼もしい石坂さん。
現在は堆肥の勉強もするなど、鋭意研究中の農家さんです。
「いろいろなものを春夏秋冬食べられるように」と、石坂さんの家では代々少量多品目で野菜の栽培をしています。
今回畑で出会えたのは、ゴーヤ、オクラ、ナス、ピーマン、甘長唐辛子、長ネギ、里芋、みかん、レモン、オレンジ、ブルーベリー、キウイ、柿の木、そして石坂さんのお母様が育てるお花。
さらには秋冬に向けてすくすく育つ、白菜、大根、にんじん、小松菜の赤ちゃんたち。
種類が本当に豊富です!
↑空に向かって成長するオクラたち。
甘長唐辛子のお花。こんなに小さいのですねー!
可憐でかわいいジニア。
花はお母様が育てています。
敷地の入り口にも色とりどりのお花がいっぱい。
ハウスには花の苗がたくさん!秋冬に向けて種から苗を育てます。
小松菜たちもすくすく成長中。やわらかくて若々しい色。
植えて間もないブルーベリーの木たち。
実が食べられるようになるまで3年はかかるそう。
「実がとれるようになったら、お子さんたち向けに、摘み取りなんかもできたらいいですね」と石坂さん。
キウイの木には実がたくさん!圧巻です。
剪定をしたら多くの実がついたのだそう。
「特にお子さんは喜んでくれます」と石坂さん。
販売所に買い物に来た方やそのお孫さんに、畑を案内することもあるそうです。
ーー地域に開かれた畑なんですね。
「地域での繋がりを大切にしたいですね。ずっと和田にいる人も、新しく和田に越してきた人も、和田の仲間として、大事にしていきたいです。もし災害があったときには、地域の人に食の面で貢献できればと思っています。」
四季折々の野菜を届け、地域をつなぐ場としての畑を営む石坂さん。
そんな石坂さんの熱い想いがつまった野菜は、ご自宅の販売所、多摩市&長野県富士見町共同アンテナショップPonte(ポンテ)、JA東京みなみ直売所「グリーンショップ多摩」にて販売しています。
↑沖縄が大好きだという石坂さんが育てた立派なハイビスカス。ご自宅の玄関で華やかに咲いていました♪
(T.K)
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今回は、多摩市関戸三丁目で見つけた農を通じた地域の人々の交流をご紹介します。
多摩市にて地元野菜を応援する活動を広げる三丁目の家の主催の定期イベント
「やさい市」にお邪魔しました。
場所は、多摩中学校から歩いて3分の多摩市関戸三丁目。
この家を拠点に、子供から大人まで参加できる地域のための心地良いコミュニティを目指して2022年7月からスタートした「くべーる会」。
毎週金曜日に地元野菜の販売「やさい市」と子供のための「こども文庫」を開催しています。
↑新鮮な地元産野菜をお買い物♪
なぜこの場所で野菜を売るようになったのでしょうか?
「この場所は、多摩川と大栗川、そして鎌倉街道の三角地帯にあります。
駅のスーパーまで買い物に行くのはちょっと不便...という近隣住民の方の声を聞いて、毎週金曜日限定で野菜を売ることになりました。
野菜は全て地元農家さんのご好意で、その日採れた新鮮野菜を持ってきてもらいます。」
と発起人メンバーの大橋さん。
この日はバターナッツかぼちゃや、ジャガイモ、ナス、ピーマンなど種類豊富な品揃え。
いずれは、多摩市産のはちみつや焼き菓子などの販売も考えているそうですよ。
8月までは多摩市産のぶどうが大人気だったやさい市。
この日は、多摩市産の栗に出会えました!
秋の味覚、表面がつやつやでとっても美味しそう。
栗は他の果物とちがい、木からもぎ取らずに地面に落ちているものを拾うそうです。
野菜の陳列棚に使われているワゴン。
よーく見ると、保育士さんが小さな子供達を乗せてお散歩するときに使う“あの乗り物”!?
実は「くべーる会」立ち上げメンバーの多くは現役保育士さん達なのです。
野菜を入れる箱はワインボックスをリサイクル! まるで外国のマルシェみたいですね♪
やさい市では月1回、こども向けのワークショップも開催しています。
この日の企画は、“三丁目の家のテーマソングを作ろう♪”
多摩市在住のシンガーソングライター池田淳也さんが、ギターの弾き語りで会場を盛り上げます。
その場にいる皆でリズム遊びをしながら歌作りに挑戦♪
「くべーる会」という名前の由来は、焚火に薪を「くべる」からきているそうです。
まるでキャンプファイヤーの炎を囲むように、その場にいる皆と楽しい時間を共有する。
「三丁目のやさい市」では、そんな懐かしい思い出と地域交流の温かさを感じることができました。
(Y.A)
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楽しくてためになるという評判の援農ボランティア制度。
第2回の今回は、援農ボランティアのみなさんに聞いた「印象に残っているエピソード」を一挙公開します!
問)農家さんや畑での作業、食した作物など、印象に残っているエピソードがあったら教えてください。
野菜がおいしい!
「ボランティアの合間にいただくスイカの味は何にも代え難いものです。」
「バターナッツカボチャをスープにしたら、びっくりするほど美味しかったです。」
「農家さんからいただいたトウモロコシが美味しかったことです。」
「落花生を茹でて食べたことが印象深い。」
「市場には出せないが、安心で新鮮な野菜は確かに美味い。農家ならではの食べ方があること。」
「畑で収穫作業中、もぎとった野菜をその場で洗いもせずそのまま『食べてみて』と農家さんにすすめられたこと。だいたいすすめてくれるものはびっくりするくらいおいしい。
時々不味いものもあるが、それはおいしい時期が過ぎてしまったことを教えてくれるため。
一番印象に残っているのがトウモロコシ。
枝からバキッともいで皮をシャッと剥き、出てきた艶やかな実をボキッと折って『どうぞ』と。
生で食べられることと甘いジューシーな味わいに感動した。」
充実感あり!
「真夏の作業を終え、シャワーを浴びる時の快感。充実感を味わえます。」
「私が種まきした野菜などが、売れたり、給食で使用されたと聞くと嬉しいし、やりがいになります。」
「印象に残っているのは、連光寺の堆肥移動の帰り道、雨が降り自転車でずぶ濡れになって帰って来た事です。」
「ブルーベリーの収穫は人の手が必要で大変時間のかかる作業です。
しかも旬は猛暑の最中。
ボランティア仲間でどうにか効率的に大量のブルーベリー収穫をするためにはと考えると早朝から始めるのが一番と。
午前5時半に畑集合で暑さが増してくる前に作業を終わらせるよう活動しています。
朝食は収穫しながらの大粒ブルーベリー! 最高です!
コロナではありませんがブルーベリー収穫もピークアウトを迎えつつあります。もうしばらく早朝収穫を楽しみながら頑張ろうと思っています。」
「落花生が出る様子を初めて見た。ミニトマトの収穫も。美味しいトマトをたくさん頂いた。」
「印象深いのは、野菜の原産地によって栽培方法が変わることを教えていただいたこと。例えば、トマトやジャガイモ。
雑草を抜いたり、ネットを張ったりは外したり、手作業の必要なことが沢山あることに驚いた。一般の人が気軽に手伝って欲しいと思った。」
「1年目の援農講習生のときに、自分が移植してお世話していたミニトマトが、台風によって支柱ごと倒れたり、霜にやられてダメになったりしてしまいました。
とてもショックだったけど、自然の厳しさを目の当たりにしたし、農家さんはそれも想定内で、今できる最善のことをするだけでした。
いい意味であきらめて、自然に逆らわず、完璧を求めない。そのようにしなやかに生きられたらいいなぁと、人生勉強にもなりました。」
農家さんとの交流も
「農家さんが食事会に招待してくださる時に、大根ピッツァを作って頂きました。美味しし、大根は主役でカロリーの心配もないから、凄く印象に残りました。」
「いつも食べている物ですが、土から生えている姿を見ることが面白いです。
その作物についてちょっとしたお話しを聞くことで作物の産地の天候や土壌を想像してみたり、人が改良(改悪?)していることを知り、とても興味が広がります。
作物を人間に置き換えて考えてみることをするようになりましたが、作物の生きる力がたくましくて。
種の存続が全身全霊をかけるすべてだと知ることになりました。
途方もなく長い時間をかけた成長戦略。
畑の住人たちと話をすることが出来たら平伏するほどの面白い話が聞けるだろうなと。」
援農ボランティアのみなさんは、収穫まで作物を見守ることの充実感、そして何といっても採れたての野菜の美味しさ、農家さんとの交流など、いろんな援農のメリットを教えてくれました。
こんなにたくさんのメリットがあるとは!驚きです。
援農ボランティアに参加するだけで、日々の生活の彩りがほんとうに豊かなものになりそうですね。
援農ボランティアをやってみたいと思った方は、ぜひ多摩市経済観光課農政担当にお問合せくださいね。
(Y.H)
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多摩市には援農ボランティア制度があります。
ボランティアのみなさんは生き生きと、収穫、播種、草取り、荷造りなどのさまざまな作業に携わっています。
そんな援農ボランティア、関心はあるけど参加するにはちょっと勇気がいるな。
そんな方もいるのでは?
そこで、agri agri編集部では、すでに援農ボランティアに参加している先輩ボランティアのみなさんにアンケートを実施。
19名の方から回答いただきました。
アンケート結果から、援農ボランティアの実際をのぞいてみましょう!
(今回は全2回の第1回です)
問)どうして援農ボランティアを始めたのですか?
結果は、、、
コチラ!!
1位 農業や農産物の知識が増えるから …12名(63%)
2位 外で体を動かすのが好きだから …8名(42%)
3位 なにか住んでいる街に貢献したいと思ったから …7名(36%)
4位 農家さんとお話ししたり仲良くなったりしたいから
5位 楽しそうだと思ったから
(複数回答3つまで。)
援農ボランティアを始める動機には、いろんなものがあるんですね。
なかでも、農業や農産物の知識が増えるという回答が多かったです。
たしかに、定期的に畑に通うことで農作業の知識は増えますし、農家さんからとっておきのレシピとかも教えてもらえそうです。
問)実際に始めてみて、援農ボランティアはどんなところが楽しいですか?
というアンケートを自由回答形式でお願いしてみました。
多様なお答えをいただきましたよ!
”農家さんや他のボランティアさんと話したり、農業に関する知識を学べたりすることは楽しいです”
”今の仕事とは関係ない農業の知識が増えて新しい発想や創造につながるところ。農家さんの話が大変ためになります”
”新たな学び、日常との分離”
”同じ興味を持った仲間との関わりを広げたり深めたりできるところ。農業を通じて食糧、環境、流通、高齢化 etc... 様々な社会問題を肌で感じることができるところ”
知的好奇心を満たしてくれる!
やはり援農ボランティアはそんな機会を与えてくれるのですね。
地元に仲間ができるのも援農ボランティアのよいところです。
さらに、作物が育っていくところを間近で見られることも、援農ボランティアのメリットですよね。
”自分でまいた種が果実となって成長するのが楽しみです”
”作物の生育を間近で見てその変化に一喜一憂できること”
自分が手塩をかけた作物がしっかりと育ったら、嬉しさもひとしおでしょうね!
そして、こんな回答も。
”自分の知らない知識を教えてもらって、新鮮な野菜をいただける”
体を動かしたあとにいただく採れたての野菜。
うらやましい!
多摩市の農家さんは直売所出荷に特化した「少量多品目栽培」をしているので、ちょっと変わった野菜を作っていることも多いですから、食べたことのない野菜との出会いもあるのですね。
どんな味なのかな?と想像しながらの援農の帰り道も楽しいそうです。
”農家の仕事の大変さややりがいがわかるところ”
”作ってくださる方々に感謝の念が増した”
天候に影響されたり、暑いなかで作業をしたり、農業は大変です。
実際に農家さんと作業を共にすることで、その大変さが実感できますよね。
作った人への感謝を忘れず、いただく日々の食卓は、とても豊かなものになるのではないでしょうか。
印象に残っている具体的なエピソードも教えていただいたので、それは次回に紹介しようと思います!
(Y.H)
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「ハローキティに会える街」、ジブリの名作「耳をすませば」の舞台として有名な東京都多摩市には、他にも自然や歴史など知られざる魅力がいっぱい!
今回は、多摩市の農家さん有志が運営する農産物直売所「いきいき市」に行ってきました。
「いきいき市」は市内産の採れたて野菜をはじめ、果物、お花などを週3回販売しています。
場所は、聖蹟桜ヶ丘駅から多摩川方面を目指して5分ほど歩いたところ。
(2022年春に聖蹟桜ヶ丘駅のザ・スクエア裏から移転しています。)
聖蹟桜ヶ丘駅から歩いていくと、多摩市立せいせき公園が見えてきました。その左手に「いきいき野菜」というのぼりが!
(↑※逆光?で実際よりも暗く映っています)
すぐそこは多摩川の河川敷があり、訪問日は湿気の多い夏の日でしたが、風の心地良さが感じられます。
店内には、夏が旬の多摩市産ブルーベリーの他、地元の採れたて野菜がたくさん並んでいます。
野菜の横には情報満載の手描きPOP。
眺めているだけでもワクワクします。
生きくらげは「栄養満点、お肌にうれしいコラーゲン」の文字が!
乾燥肌の私は買わずにはいられません!
ゴーヤの苦みが苦手な子どもには、淡い緑色でイボが大きめのものを選んでみます!
そして今回最大の謎を見つけました…スイカ割りには「公式ルール」があるそうな・・・!?
(日本すいか割り推進協会さんが定めたところによると、「スイカは国産品、棒を触れるのは3回まで」だそう)
海外の食べ方色々も気になります。干し魚とスイカをご飯と一緒に…?
どんな味になるのか想像できませんね。
↑夏休み「おもしろやさい」
自由研究の題材にもよさそうな、こんなカゴも。
規格外の野菜がこんな形で注目されるとは!
明るい笑顔でお店を切り盛りする農家の方々は野菜の知識が本当に豊富。
多摩市のことや野菜についてビギナーな私の素朴な質問にも親切に対応していただきました。
多摩市はいろいろな野菜を少しずつ生産する農家が多く、季節ごとに色々な旬の野菜が手に入るそうです。
8月下旬のこの日の夕方は、トマトはすでに売り切れていました。スーパーに行けば一年中手に入るトマトですが、旬の地場野菜を扱う「いきいき市」での入荷は少なくなってきます。
逆に、今まで意識することのなかった野菜の旬をダイレクトに感じ取ることができますね。
この日は野菜、果物の他にひまわりやダリアなどの切り花も揃っていて、老若男女問わず次々にお客様がいらっしゃいました。
エコバックがパンパンになるくらい沢山の野菜や果物を購入できて大満足♪
帰りはお散歩がてら、すぐそこの多摩川の河川敷まで歩いてみました。
目の前に広がる広い空と豊かな緑の風景の中にいると、開放的な気分になります。
先ほど買ったブルーベリーを思わず頬張りたくなりました。
レジャーシートを持って、帰りに河川敷ピクニックをするのも「いきいき市」の楽しみ方のひとつかもしれませんね。
皆さんもぜひ多摩市産農産物直売所「いきいき市」で、旬が感じられるお買い物を楽しんでください♪
(Y.A、M.H)
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夏の多摩市内の直売所には、トマト、キュウリ、ピーマン…と色とりどりの夏野菜がいっぱい。
でもナスは黒くて目立たない?味が薄い?ありきたり?
もうそんなことは言わせません!ナスにもいろいろあるんです。
今回は市内直売所で見つけたナスを2種類ご紹介します。
美人な「白ナス」
白い皮と緑のヘタが目を引く美しいナスです。
米ナスと同じように調理ができます。
今回オススメしたい食べ方が「白ナスのバター焼き」。
白ナスを育てている農家さんから教えてもらいました。
手順は簡単。
白ナスを縦に切り、バターをのせてフライパンで両面を焼くだけ。
ナスが厚い場合は途中でフタをするとよい感じです。
大事なのはバターをケチらないこと。
焼きあがった白ナスのキメ細かな食感とジューシーさに悶絶すること間違いなし!
↑両面が焼きあがりました
ちなみに皮は米ナスと同じく固めですが、焼いた後にペロンと剥がれます。
食べながら避ければ問題ありません。
便利&やわらかな長ナス
こちらは多摩市内の農産物を扱う「多摩市&長野県富士見町 共同アンテナショップPonte」の店長菱沼さんに熱く語ってもらいました。
「長ナスは普通のナスと同じ色で、売り場でもなかなか目立ちません。
お客様から、長いだけなんでしょ?じゃあ普通のナスでいいわ、と言われてしまうことも多いんです。」
↑確かに長め!
「でも、普通のナスよりやわらかでしっとりしていて、とってもおいしいんですよ。
私は焼きナスはあえて長ナスで作ります。」
「あと、料理をする人にぜひ長ナスを選んでもらいたい理由があるんです。」
うーん、食べる人ではなく、料理する人に?
「太さがわりと一定なので、切ったときに大きさがキレイに揃うんですよ。
これ、私が家で作った長ナスのみそ炒めなんです」
↑多摩市産の長ナスとピーマンのみそ炒め
たしかにどれもほとんど同じ大きさに切ってありますね〜。
「普通のナスはだんだん太くなるので、一口大に切り揃えるのには意外と頭を使います。でも長ナスなら適当に切っても簡単キレイ!
ただでさえ暑いときに、ナスの切り方で悩みたくないですよね笑」
「しかもやわらかくておいしいので、直売所の店頭で見つけたらぜひトライしてみてください!」
長ナス愛が止まらない菱沼店長。
多摩市&長野県富士見町共同アンテナショップPonte(京王永山・小田急永山駅直結の商業施設グリナード永山1階)の店頭もぜひチェックしてみてくださいね。
(M.H)
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agri agriでは、多摩市の農業をさまざまに紹介していますが、今回は番外編!
多摩市は、当然のことですが、東京都の農業に含まれます。
東京都は全国から見れば都会のイメージですが、じつは情熱ある農家さんがたくさん。
そこで東京の農業を知ることのできるWEBサイトをご紹介したいと思います。
【TOKYO GROWN】
東京都公式の「農林水産発信サイト」です。コラムやレシピが充実しているほか、プレゼントコーナーも。東京には、農業や水産業を盛り上げるいろんな活動があることが分かります。
【モリタ男爵の農業まるごとレポート】
農家の数だけ、深いストーリーが―ある。野菜はもちろん、果樹や酪農など、東京都内のいろんな農家さんを詳しく取材しています。株式会社ぽてともっと運営。
【チョクバイGO!】
このサイトは、東京都の農家さんの庭先直売所がライヴ映像で確認できるという優れものです。庭先直売所は行ってみるまで品ぞろえが分かりませんが、このサイトをチェックすれば、出かける前に欲しい野菜があるかどうかが分かります。
【とうきょう食材使用店】
東京都産の食材を使っている飲食店を検索することができます。多摩市から出かける際も、それぞれの街で地産地消に力を入れている飲食店を探してみましょう。
https://www.ouenten.metro.tokyo.lg.jp/
【東京都酪農農業協同組合】
東京都でも20軒の以上の農家が酪農を続けています。その牛乳は『東京牛乳』という形で販売されているので、見かけたことがあるのではないでしょうか?(多摩市&長野県富士見町共同アンテナショップPonteでも販売中。)
http://www.tokyorakunou.or.jp/
(MH)
]]>行ってきました!
今年は7月2日(土曜日)と7月3日(日曜日)の2日間、京王線・聖蹟桜ヶ丘駅西口周辺で開催されました。
農家さんが手塩にかけた朝顔がたくさん並べられていましたよ。
↑たくさんの朝顔がスタンバイ!
よく見ると花の色だけでなく、葉の形や花の大きさなどにも違いがあります。
色とりどり、種類も豊富で迷ってしまいますね。
でも心配ご無用。
農家さんに聞いてみるといろいろ教えてもらえました!
↑次々とお客様がいらっしゃっています。
「朝顔は好きなのですが、植物を育てるのはあんまり得意じゃないんです…」
「じゃあこの鉢がいいですよ。この品種は比較的強いから初心者さんでも育てやすいのよ。」
「この品種はお花の色がとても珍しいのだけど、栽培難易度はちょっと高めだね。」
農家さんに直接相談しつつ購入できるのはとても助かりますね!
今年は第40回の節目の年ということで、ガラポンもお目見えしていました。
朝顔を購入した方が抽選に参加できます。
お祭り気分が盛り上がりますね。
さて、会場には「はちみつ」と書かれたのぼりの、多摩中学校のブースも。
多摩中学校の「聖蹟HONEY」が販売されていました。
中学生自ら販売まで手掛ける、素敵な取り組みですね。
はちみつの種類も豊富。
ズラリと並んだはちみつのビン。どれもおいしそうです♪
↑養蜂の様子も紹介されていました
私が中学生のときにこんな活動があったら、参加していました!うらやましい!
最後に、朝顔を育てた農家さんにお話しを伺いました。
「毎日つる巻きをしたよ。つる巻きしないとつるが外に伸びてしまったり、他の鉢と絡んだりしてしまうからね。」
他の野菜を育てながらの大変な作業です。
「最後出荷するときは家族で記念撮影しましたよ。達成感と、育てた我が子を出す寂しさみたいなのがあってね…」
農家さんの想いがつまった朝顔。
思わず目頭が熱くなったagri agriスタッフでした。
(MH)
]]>朝顔の巡回指導
2022年7月2日(土曜日)と7月3日(日曜日)は多摩の夏の風物詩「ふるさと多摩夏まつり せいせき朝顔市」。
多摩市内の農家さんは、朝顔市開催に合わせ、鋭意栽培に取り組んでいます。
(※販売時間は8時から13時、売り切れ次第終了予定です。)
今回は2回目の朝顔栽培農家巡回指導です。
JA東京みなみ多摩支店の鈴木さん、南多摩農業改良普及センターの原島さん、多摩市経済観光課農政担当職員が市内農家を巡回します。
前回からの生育具合が気になる一同、さっそく車に分乗して出発です。
↑例年よりも少ないながらも、ずらりと並ぶ朝顔の鉢。
朝顔市の日程は決まっています。
今の生育スピードで、販売日に良い状態の朝顔をお客様にお渡しできるかどうか、とても気になる農家さんたち。
巡回では、朝顔の置かれた環境や葉の様子、茎の伸び方、土の様子などを細かく見ていきます。
↑鉢を持ち上げて重さをチェック。土がどのくらい水を含んでいるかを確かめています。
それらの結果から、水やりの頻度や量、肥料の種類、鉢と鉢の間隔など多岐にわたってアドバイス。
「花芽が出てきても、今はまだ取ってくださいね。葉や茎に養分が行かなくなって、高さがでませんよ」
「この肥料は土の上にパラパラと置くだけでOKです。でも水やりをすると流れていきますから、また後日足してくださいね」
↑熱心にメモをとり、今後の栽培に活かします。
多くの農家さんは、朝顔栽培と並行して夏野菜も育てています。
夏野菜の手がかかる時期に、同時に朝顔にも真剣に取り組む農家さんには脱帽です。
↑珍しい葉の形が特徴の朝顔も発見。うまく育ってね〜。
今年の朝顔市が一層楽しみになりました!
(MH)
]]>多摩市の新プロジェクト♪ サツマイモの植え付け編
(新プロジェクトの概要、経緯についてはリンク先より前編をご覧ください)
多摩市公園緑地課の職員から新プロジェクトについての説明を受けた市民の方々。
あいにくの雨ですが、いよいよ、お待ちかねのサツマイモの植え付けです。
指導役は市内農家の萩原重治さんと一般社団法人畑会のフナキショーヘイさん。
お二人は「連光寺・若葉台里山保全地域農的活用検討会」の委員でもあります。
これまで学識経験者、行政とともにこちらの里山保全地域をどのように活用していこうかと検討を重ねてきました。
参加者は親子連れで来た方、お友達同士など様々。
「孫と一緒に収穫をしたいの。育っていくのが楽しみです」とニコニコしながら話すご夫婦も。
苗の植え方の説明のあと、5本の苗を大事に持ってさっそく畑に入っていきます。
畑は参加者ごとに区切られており、それぞれのネームプレートが。
「元気の良い苗を植えてくださいね、元気の無い苗は交換しますよ」
とスタッフが声をかけ、参加者のみなさんは元気な苗を選んで植えていました。
指導役のお二人に加えて、多摩市農業委員の方々も畑に入って丁寧に指導。
「斜めに差すとよいですよ。土をかぶせたらしっかり押してくださいね」
「植え付けの後は水が必要です。今日は雨だからちょうどよかったですよ」
これなら初めての方でも安心です!
お子さんと一緒に参加した方は
「(植え付け後も)子どもが夢中で、なかなか畑から離れなくて。土を触るのがとっても楽しかったみたいです」と少々困り顔ながらも嬉しそうです。
5本の苗はあっという間に畑に植えられました。
最後に、昨年度の農的活用検討会で会長を務めた東京大学大学院農学生命科学研究科准教授の八木洋憲先生から今日のプログラムの振り返りをしてもらい終了。
八木先生からは、
「都市において、農地は都市環境の保全などの関する様々な役割をもっており、これからますます重要なものになっていきます。
そういう状況の中で、今回のように広範囲の農地を活用していこうとする取り組みは大変意義があります。良い取り組みにしていきましょう」といったお話がありました。
今日はあいにくの天気だったので、サツマイモの植え付けのみをして終わってしまいましたが、この事業は、これからこの場所に「周辺環境に配慮した新しい形の農業公園」を創っていくための意識づくりのきっかけとして、周辺の散策や簡単な意見交換を予定していました。
次回は是非実施したいですね!
指導役の萩原さんから「ちょくちょく見に来てください。雑草が生えていたら抜いてくださいね」とお話しが。
これからは草が生えやすい時期。元気なサツマイモが育つように、お世話をしていく必要がありますね。
agri agriスタッフもまた様子を見に来ます!
(MH)
]]>多摩市の新プロジェクト♪
多摩市の東側、連光寺地区。
面白いことがあるから見に来たら?と誘われたagri agriスタッフ。
最寄りのバス停から坂を登っていくと、目の前に突然開けた土地が!
住宅街の中にこんな場所があるのですね。
↑今にも雨が降り出しそうなお天気でした
朝の9時すぎ。親子連れをはじめ、市民の方々が続々と集まってきています。
今日はこの畑に、みなさんでサツマイモの苗の植え付けをするのだとか。
でもなぜここで畑を?
多摩市公園緑地課の職員の方から、集まった市民のみなさんに向けて、今回の農業公園づくりと農作業体験のいきさつの説明がありました。
多摩市は、この区域をどのように農地として保全、活用できるかを考えていくために、専門家と検討を進めてきました。
検討結果を踏まえて、今年度から市民の皆さんとともに、実験や体験をしながら農業公園を作っていくプロジェクトを始めます。
その第一弾として、サツマイモの植え付けから収穫までの一連の農作業体験、この区域についての学習や農業公園づくりに向けたワークショップを行うそうです。
実はこの畑の含まれる土地は、東京都の条例により指定された「連光寺・若葉台里山保全地域」。
特に畑より下の区域は、希少な野生動植物が生息する湿地となっています。
その湿地の上流にあるこの土地を農地のまま保全することで、湿地への水供給源を確保できるのだとか。
なるほど、雨水が一気に流れても困りますし、逆に水を貯えることができなくなって水が湿地のある下流に行かなくなったら、湿地が干上がってしまいます。
雨水がゆっくりとこの地に浸透して湿地にも水を供給するということですね。
また、この農地は、里山保全地域内にあることから、環境保全型農業を行っていくことを考えているそうです。
集まった市民の皆さん、真剣に聞き入っています。
農地として保全する上で、じゃあどんな作物を、どうやって作ろうか?
何が合うのかやってみようということで、今回はみんなでサツマイモを植えることとなりました。
市民の方々と一緒に進めていくこの事業、今後の展開にワクワクです。
↑畑の一角にはすでにジャガイモが植えられていました。肥料の条件を列ごとに変えて、どれが一番よく成長するのか実験中です。
(サツマイモの植え付けの様子はリンク先の後編へ続く!)
(MH)
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4月22日(金)・23(土)の午前中、グリーンショップ多摩の駐車場にて、
毎年恒例「苗市」が開催されました。
苗市は、多摩市園芸部の農家のみなさんが育てた野菜苗の直売会。
これから定植期を迎えるトマトやナスなど様々な夏野菜の苗が揃います。
家庭菜園を楽しんでいる方やプロの農家さんも買いに来る人気の催しです。
オープン前に行くと、9時の開場時刻を待つお客さんの長い列ができていました。
先頭のお客さんは8時頃から並ばれていたとか! みなさんの気合いを感じます!
「毎年ここに買いに来ているんですよ」
「自宅の庭で家庭菜園をやっていて、今日はナスとキュウリの苗を買おうと」
そんなお客さんたちの期待に応えるべく、会場には元気で青々とした苗がずらり☆
一足お先に、どんな苗があるのか拝見〜。
▲これはカボチャの苗。キレイな葉色ですね。
▲こちらはキュウリの苗。やっぱり夏はキュウリですよね〜。
▲ナスの苗。長ナスの苗もありました。
苗の様子をのんびり写真に収めていたら、10分ほど早めの開場となり、
お客さんたちがお買い物カゴを持って次々と入場!
みなさん、目的の苗がある場所まで一直線です!
お気に入りの苗を見つけては、そっとカゴに入れていきます。
あらかじめ買う予定の種類や数を決めて来ている方は、即決です。
「買いたい苗は全部ここで揃うと思う」
「遅く来たんじゃ欲しい苗が無くなっちゃうからね」
お客さんたちの良い買いっぷりに、慌てて苗の撮影を再開です!↓
▲夏の定番野菜トマトの苗は、大玉・中玉・ミニまで揃います。
▲シシトウや甘長トウガラシの苗。
ちなみに、わたしは昨年の苗市で甘長トウガラシの苗を購入。
植木鉢での栽培でしたが、とても丈夫に育ってくれて、
手の平サイズほどの実を何度もつけ、秋くらいまで収穫が楽しめました。
オススメです◎
▲こちらはピーマンの苗。素人のわたしにはシシトウとピーマンの見分けが…?
▲ナスと大玉トマトの接木苗※。これを目当てに来られるお客さんも。
※接木苗…別々の種類の台木(根の部分)と穂木(上の部分)を繋ぎ合わせた苗。
病害虫に強い作物の台木を使うことで丈夫な苗になるそうです。
他に、スイカ、ゴーヤ、モロヘイヤ、ズッキーニ、オクラもありました。
みんな多摩市内産です! いつか全種類を買って育ててみたいですねー。
さてさて、今度はレジの前にお客さんの列ができてきました。
手にはお買い物カゴいっぱいの苗!
レジを担当するのは苗の栽培農家さんたちです。
苗を見て、お客さんと一緒に数を確認。電卓をパパッと叩いてお会計です。
▲レジを担当する農家さんたち(左)
あるお客さんは「何を何鉢買うかメモしてきたから」と、
書いたメモを見ながら「合ってるね」と確認していました。
▲会計が済んだ苗は、持ち帰り用のダンボールやお客さんが持参した箱へ移します。
「今年、家の庭に畑を作ったんですよ。それでね(野菜作りを)始めようと思って」
「うちが借りている菜園は何を植えるのも自由。毎年ここで苗を買っていますよ」
「わたしがやっているのは、ほんの小さな家庭菜園ですがね。それが楽しみなんです」
お客さんたちは選んだ苗を大事そうに抱えてレジを後にしていました。
▲「駐車場までお持ちしますね」とJAの職員さん。お客さんの苗を台車で運んでくれました。
まだまだ、入場を待つお客さんの長い列は続きます。
「素人でも作りやすいキュウリは何という種類ですか?」
「あそこにある椄木苗のトマトの品種は何ですか?」
順番を待つ間、JA職員さんにアドバイスをもらう熱心なお客さんも。
栽培のプロや農家さんに選び方や育て方を教えてもらえるのも苗市の魅力です。
▲場内は混雑しないよう人数制限がされていて、ゆったりと苗を見て回れます。
さて、今回わたしが買ったのはゴーヤの苗。
市内農家さんからゴーヤレシピをあれこれ教わってからというもの、
夏の料理にゴーヤを使う頻度がアップ! 自分で育ててみたくなりました♪
▲ゴーヤの苗。農家さんとJA職員さんに育て方を教わりました◎
夏のゴーヤのカーテン&ゴーヤ料理を楽しみに、大切に育てます!
…
多摩市の農家さんたちが手塩に育てた苗は、2日間でたくさんのお客さんのもとへ。
のびのびと元気に大きくなってね!
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ご要望から、農家同士で市内の圃場を視察する『見学ツアー』が実現しました!
(主催:多摩市役所 経済観光課 農政担当)
▲朝9時、多摩市役所の地下駐車場から出発〜!
ツアー参加者は、採りっきり栽培を始めて数年のベテラン農家さんから、
この春に初めて収穫を迎えた農家さんや、今年初めて定植した農家さん、
来年から始めようと検討中の農家さんまで全12名。
市職員のガイドで、市内8軒の農家さんの圃場を順に巡ります。
最初に訪れたのは、萩原農園(連光寺)。
「ここには何本植えました?」「品種はなんですか?」「紫色もあるんですね」
みなさんから早速の質問攻め。
萩原さんは「紫アスパラガスに黒い袋を被せてピンクにしようかな」と
新色挑戦への意気込みも話してくれました。
▲どこに何の品種を定植したかを書いた自作の看板で説明してくれました。
▲「甘みが強い」「生でサラダにしても美味しい」と、好評の紫アスパラガス。
同じく連光寺地区の小島農園でも、萌芽したアスパラガスがお出迎え。
昨夏は指導員からお褒めいただくほど良好な生育で、巡回指導の成果が現れていました。
具体的にどんな管理をしていたか、小島さんから教えていただきました。
▲「2ヶ月に1回、苦土石灰をここにザーッと撒きました」と小島さん。
▲収穫した後の切り口から、まだ水分が溢れ出ていました。
次は、果樹の下でアスパラガスを栽培している小形農園(馬引沢)。
小形さんは「日照は影響あるけど、これだけ採れれば助かりますよ。
ここのところ連続して出荷できているし、お客さんも喜んで買ってくれる」
と、今年も出だし好調な様子です。
▲ブドウ棚の下にアスパラガス畑があるのは、他では見ない光景かも!?
和田の臼井農園は、昨年導入後、この春が初めての収穫。
臼井さんは「出始めたときに霜にやられてしまって」と話していましたが、
萌芽したアスパラガスは太く、収穫後の切り口を見てもその太さが分かります。
若茎の凍霜害※はベテラン農家さんも経験済み。
「うちもそう。ダメになったのはもう伸びないから、すぐ切ることにしてる」
「もう少し萌芽時期が遅い品種に変えてみようかな」といった案も出ていました。
(※凍霜害の詳細は2018年「アスパラガス採りっきり栽培講習会」のブログをご覧ください)
▲太いアスパラガスは特にみずみずしく、甘くて美味しい!
次は柚木農園(和田)。
一直線上にニョキニョキと揃って顔を出しているアスパラガスの姿を見て、
「おお〜」「太い!」「収穫が急がしそう!」と、みなさん感心しきりです。
良い収穫のためには、養生期間中いかに健康で大きな株に育てられるかがポイント。
繁茂する時期の病害虫対策や栽培管理について、柚木さんから教えてもらいました。
▲明日か明後日には収穫サイズになるかな?
青木農園(和田)のアスパラガスも順調に萌芽。
まだまだ寒い日もあるのでネットを被せて対策をしていました。
「太いのがけっこうありますね」「これとか、良いサイズだよね」
美味しそうなアスパラガスがあちこちに!
畑のすぐ近くで農家レストラン「農家料理 青木農園」を営む青木さん、
「アスパラガスは茹でると甘い汁が出るの。その茹で汁でごはんを炊くととても美味しい。刻んだアスパラガスを炊きたてのごはんに混ぜて、アスパラごはんに」。
茹で汁を活用するレシピは目からウロコ☆ あ〜食べたいっ!
他の農家さんは、
「この前、うちで採ったのを食べたけど、いつもの感じで茹でたら茹で過ぎなかんじになって(笑) やっぱり採れたては柔らかいんだね。さっと茹でるだけでいいみたい」
「収穫した後、長さを調整するのに下の太いところを少し切るじゃない、今朝、その切ったやつの皮を剥いて炒めて食べたら、甘くて旨い!」
などなど…
農家さんならではの美味しい採れたて体験談に、思わずお腹がぐぅ!と鳴りそうでしたよ!
さぁさぁ、見学ツアーは終盤。一ノ宮地区へ。
小暮農園(一ノ宮)のアスパラガス畑は、しっかりと作られた高畝が特徴。
カマボコ型の畝の頂上から、いくつもアスパラガスが伸びていました。
「こちら側は鶏糞、向こう側は牛糞と肥料を分けてる」と、小暮さんから説明が。
区画ごとに仕込む堆肥を変えて生育や味に違いが出るか実験中です。
太田農園(一ノ宮)も、太くて立派なアスパラガスがニョキニョキ。
収穫後の切り口の大きさを見て「すでに収穫されたものも太いですよね」
「もうかなりの量を出荷されたのでは?」と、みなさんから嬉しい質問も。
太田さんは「今までで今年が一番いいね」。サイズも収量も好調な滑り出しです。
…
8軒の圃場を一気に巡り、充実のツアーとなった今回。
ベテラン農家さん、これから取り組む農家さん、双方に大きな収穫があったようでした。
同じ栽培方法でも、所変われば管理や工夫は農家それぞれ。
土づくりや畝の形、養生期間中の肥料の与え方から、マルチシートを剥がすタイミング、
霜よけ対策に至るまで、畑の特性に合わせたノウハウが散りばめられていました。
何よりも順調な萌芽の様子を見ることができ、今後への期待が高まるばかり!
多摩市産アスパラガスは今が旬☆
ぜひ、市内直売所で見かけたらお求めくださいね♪
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※「採りっきり栽培」は、パイオニアエコサイエンス株式会社の登録商標です。
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▲「今日はご来園いただきありがとうございます!」
園主の新倉隆さん(左)がニコニコ顔で出迎えてくださいました。
受付で検温&手指の消毒を済ませた後、新倉さんからイチゴ狩りの説明を聞きます。
イチゴの種類は「紅ほっぺ」。
香り高く、甘さの中にイチゴらしい酸味があるのが特徴です。
「ぜひ真っ赤なイチゴを摘んでくださいね。
特に美味しいのはヘタがちょこんと上がっているイチゴ。
これはイチゴの『摘んでください、おいしいですよ』というサインですから、
目安にしてみてください」
新倉さんから大事なポイントを教えていただいた参加者のみなさん、
いよいよお待ちかね、イチゴのハウスの中へ!
「わ〜!」「いっぱい!」「広い〜」などなど歓声があがっていました。
ずらりと植えられたイチゴ苗は、葉っぱがわんさか茂っていて森のよう。
ちょっと腰を屈めて下から覗くと赤く色付いたイチゴがいくつも見えます。
背の小さなお子さんだったら、イチゴがちょうど目の高さになりそう◎
「せっかく来ていただいて、赤いイチゴが無いなんてことが無いように」
新倉さんは、イチゴの生育に合わせてあらかじめ予約枠の数を調整しています。
そのため案内されたレーンは食べごろに熟した真っ赤なイチゴがたくさん!
どこから採ろうか手が迷ってしまいそうですね。
それぞれハサミと容器(パック)を手に、収穫スタート☆
新倉さんが教えてくださった「真っ赤に熟した」「ヘタが上がっているイチゴ」を
見つけては、ヘタの上をハサミでチョキン。
あれよあれよとパックの中がイチゴで埋まっていき、良い香りも漂ってきました。
デジタル秤と電卓が用意された計量コーナーで、途中経過を量って計算できます。
100g/300円(税抜)ということですが、今、何グラム…?
▲採ったイチゴを秤に乗せて計算中。
容器にイチゴが山盛りになると、こぼれて落としてしまったり、
重さで下のイチゴが潰れてしまったりするので、ほどほどに。
いっぱいになったパックは預かってもらって、新しい容器をもらいましょう♪
まだまだ採りたい!他のレーンで摘みたい! というお客さんには、
新倉さんや農園スタッフの方が別のレーンをご案内。
「ここと、ここにも、良いイチゴがありますよ!」とアドバイスも。
▲新倉さんに、手の届きにくい場所のイチゴを採るのを手伝ってもらいました。
満足するまで摘み終わったらお会計へ。
みなさん、ピカピカ・美味しそうなイチゴでパックをいっぱいにしていました。
▲たっぷり3パック!
お会計が終わったら、外の休憩スペースで食べることもでき、
もちろんお持ち帰りも◎
完熟イチゴは実が柔らかいので、持って帰るときは優しく扱います。
30分ほどでしたが、たっぷりとイチゴ狩りを楽しんだみなさん、
「あっと言う間にたくさん採れました。楽しかったです」
「マスク外して、この袋の中に顔を突っ込んだら天国だね!」
嬉しいコメントをいただきました。
もちろんお味は、「甘みが強い!」「ジューシーで美味しい」と大好評。
完熟のイチゴは香りと味が濃く、甘くてコクもあり、練乳は要りません◎
果肉はプチプチと食感良く、ほのかな酸味が美味しさを引き立てます。
一粒食べてすぐ、その美味しさに魅了されてしまいました!
品質にこだわっているからこそ、イチゴの味をしっかりと味わってほしい。
そのために、食べ放題ではなくて摘み取り&量り売り制にしている新倉農園。
ゆったりとした時間の中で、イチゴ狩りを楽しめますよ♪
ぜひ、ご家族、ご友人、大事な人を誘ってみてはいかがでしょう。
開園は例年2月中旬頃〜5月下旬頃まで。(2,022年は5月22日(日)までの開園予定です)
完全予約制なので新倉農園さんのホームページを確認してみてください!
《新倉農園ホームページ》
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