小暮さん紹介

  • 2014.08.11 Monday
  • 11:23
地元の人たちと関わりながら
多摩の農業を楽しむ

 
多摩市農業委員会会長でもある小暮和幸さん。
agri agriの初取材でもある2013年の「農業ウォッチングラリー」でお会いして以来、多摩市の農業の情報を知りたいなら「まず小暮さん」ということで、小暮さんにはずいぶんとお世話になってきました。
こちらからの頼み事で、滅多に「NO」と言われたことがありません。
面倒な頼みでも「しょうがねえなあ〜」と言いながら、ちゃんと応じてくれます
kyu

そんな、頼りがいのある小暮さん。
農業委員会会長以外にもいろいろなお仕事をされています。
野菜即売協の副会長、苗市や朝顔市などをやっている園芸部の会計。
多摩市産味噌「原峰のかおり」などの「多摩市農産加工組合」の代表理事。多摩市農家の青壮年部にも所属しています。
「農業って、基本的に孤独な作業。いろんな人と関われた方が、農業もおもしろくなるよね」
さらに、地域の神社や寺院の氏子代表でもあります。
「だから、飲み会も多くなるのよね」と、にんまり笑いながら奥さまの敦子さん。
「仕方ないでしょ〜。仕事だから(笑)」
月に10日は、
ビールお付き合いビールです
 
 


小暮さんの家は、江戸時代から代々続く農家です。
現在も一ノ宮に8000岼幣紊稜醒呂鮖ち、米、野菜、果樹と、さまざまな農産物を作っています。


 

↓京王線から田んぼが見えます。


小暮家の長男として生まれた小暮さん。
でも、農業を継ぐ予定ではなかったとか。
「親からは家は継げと言われたけど、農業を継げとは言われなかったね」
ご両親は、専業農家ではこれからは難しいと感じていた様子。
就職を考え大学へ進学。
卒業後は、市役所に勤めることになったそうです。
試験を受けたときは、まだ「町役場」。就職1年目に「市役所」に。
ちょうど多摩市が発展し始めた頃です。
 
外で働くと言えど、やはりご両親の畑仕事を手伝わないわけにはいきません。
平日は市役所の職員として働き、土日は農作業。
小暮さんは、トラクターやコンバインなど主に機械を扱う農作業を担当し、土日に小暮さんが土地を耕して、平日にご両親が種をまいたり草を取ったり。
「それで、農作業はうまく回っていたんだよね。
だから、このスタイルで定年までいけそうだなと。40代前半ごろは、市役所を退職する気なんかなかったよ」
仕事も家の農作業も、どうにか両立できると考えていたそうです。

(↓小暮さんの夏の畑より)


  
 
でも、そのスタイルが難しいと感じ始めたのが、お父さまが亡くなってから。
これまでお父さまが務めてきた、農業に関わる地域の仕事や付き合いがすべて小暮さんにチェンジ。
市役所では、責任のある立場で働いていた時期。
仕事をこなしながら「農業も」に、限界を感じたそうです。
そこで、お父さまが亡くなった2年後の48歳で市役所を退職し、農業を継ぎました。
「どうせ継ぐなら60歳から始めるよりも50歳から始めた方が、体力的にもおもしろいことに挑戦できるんじゃないかとも思ったんだよね」
 
退職のことを相談された時、敦子さんはどうでした?
「う〜ん、相談されたかしら」と、笑いながら敦子さん。
その返事に
「相談しただろう〜」と小暮さん。
「どうだったかしら」と、また笑いながら敦子さん。
本当にいつも仲が良いご夫婦です。
「でも、いつか農業は継ぐだろうと思っていたので、びっくりはしなかったわね」と敦子さん。
ご実家も農家だったこともあり、一緒に農業を営む覚悟はできていたようです。
 
農業を継ぐことを選択して、今、どうですか?
「うん、結果的に良かったんじゃないかな」と小暮さん。
 
小暮さんは、多摩市内学校の給食に多摩市産野菜をよりスムーズに提供できるようにと、関戸の㟁(きし)さんたち十数名と「給食部会」を立ち上げたり、中学生の職場体験を受け入れたり、農業委員会主催の児童館の体験農業に協力したりと、多摩市の農業と子供たちとをつなげる活動にも取り組んでいます。

児童館の体験農業の様子
(ブログはこちら



中学生の職場体験中の様子(ブログはこちら

 

「中学生の職場体験は、始めて10年くらいかな。
前に、多摩市の中学生は農業体験のために川崎まで行っているって聞いてね。
それで少しでも協力してやれればと思って」
今では、年に数校の中学校の職場体験に協力しています。
他から聞いたところによると、小暮さん宅での農業体験はかなりの人気で、希望しても他の職場になってしまう子も多いとか。
最近は、恵泉女学園大学の女子学生も援農に来ています。
「今度、農大生が援農に来るんだけど、以前うちで職場体験したことがある子なんだよ」
すごい! しっかりキャリア教育につながっていますね
矢印上

多摩市の農業は、後継者のためにも収入を上げる形をまずは考えていくことが大切と話す小暮さん。
即収入につながるような取り組みはなかなか難しいかもしれませんが、職場体験や体験農業、ウォッチングラリーなどを通して、若い人たちが多摩市の農業に興味を持てればそれが後継者づくりにもつながっていくのかもしれませんね。
 
(K)
 

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