援農学生さん紹介

  • 2014.07.17 Thursday
  • 18:12
恵泉女学園大学の学生が
多摩市の農家で農業を学んでいます

 
「女子大生が、多摩市の農家さんを援農しています」
そんな情報を聞きつけたagri agri。
 
なに?なに? 女子大生?!
さっそく援農先の一ノ宮の小暮さんの畑へ行ってまいりました。
 
お邪魔したのは、朝顔市の前日。
午前中から朝顔市の準備中でした。
 こちらがうわさの援農女子。




多摩市にある恵泉女学園大学の大学院生、近藤さんです。
 
6月から週に2日、朝9時から夕方まで小暮さんの手伝いをしているそうです。
「でも、学校の用事などで、結局週1くらいしか手伝えていないんですけど」と、苦笑いの近藤さん。
 
援農を始めたきっかけは、朝顔市。
近藤さんのゼミに、多摩市から「朝顔市を手伝わないか」と提案があったそうです。
朝顔市に関わる農家さんが少なくなってきた多摩市。
栽培方法を農家さんから学びながら、大学でも朝顔市を継承していかないかという話でした。
「園芸」も教育理念の1つである恵泉女学園大学には、1年生全員が農業実習を行う「生活園芸」という必修科目があります。
園芸の知識を深めた学生たちが多くいるんですね。
 
そこで手を挙げたのが近藤さん。
 「私の研究テーマが『多摩市の農業』なんです。
朝顔の栽培指導を受けながら、多摩市の農業について学べたらと立候補しました」
 
ということで、近藤さんが大学の朝顔栽培リーダーに。
小暮さんのもとで指導を受けながら、大学で朝顔市のための朝顔を育てます。
大学が受け取った朝顔は30鉢。
協力者は、先生も含めて20人ほど。残った鉢は、学校内で共同で育てることにしました。
「リーダーと言うよりも、連絡係です。受けた指導を、みんなにメールで流したり、まとめたり」
JAさんが行う朝顔市の巡回指導も一緒に回り、他の農家さんの朝顔を観察させてもらったそうです。
 
しかし、学生さんたちにとっては初めての朝顔育て。うまくいかないことも多かった様子。
「私は、小暮さんに指導していただいてなんとなく扱い方がわかったんですが、それをみんなに伝えることがなかなかできなくて…」
中には、支柱を内外反対に立てた学生もいたとか (^ ^;)

こちらが大学で育てた朝顔たち。

朝顔市では、農家さんの朝顔と一緒に展示されました。

  

今回指導役の南多摩農業改良普及センターの原島さんは、「初めてにしては、いいできです!」とほめていましたよ(^^)

多摩市園芸部長の萩原さんや原島さんに、今年の朝顔についてアドバイスをもらってました。
近藤さん、熱心です。


  

 初挑戦の今年は
「『朝顔を育てただけ』になってしまいました」と反省。
でも、改善すること、もっとやれることがたくさん見えてきたそうです。
「来年に活かします」
来年の大学生たちの朝顔が、今から楽しみです。 

 ところで、近藤さんが農業に興味をもったきっかけは?
 
近藤さんは、平和学研究科平和学研究専攻。
戦争や経済格差、環境破壊、また生活者に身近な育児や介護など、平和な社会を考えるときには、多面的な視点での問題提起が必要です。その中で、近藤さんが考えた平和への視点が「農業」でした。

大学3年生の時に参加した、大学の海外研修プログラムである「タイ長期フィールドスタディ」。
5か月間の研修で、最初の2か月は語学と文化を、後半の3か月は各自で関心のあるテーマに沿った場所で学びます。
近藤さんが後半の研修に選んだのが、北タイのとある村の有機農家です。
農家の手伝いを通して、持続可能な農業のあり方について学んだそうです。

タイでは、大量生産、輸出拡大を狙った農業の近代化によって、貧困に追いやられている農家があります。
「近代化のために、高額の機械を買い、そのために借金を増やし、でも、大量の収穫物は格安で買われ、結局借金が返せず借金は増える一方。しかも、輸出はするけれど、自分たちの食べる分はないんです」
タイの農産物の輸出先に、日本も含まれています。
「タイの貧困が日本の生活にもつながっていること、加害者でもあるのだと感じました。日本で生活していると、なかなか意識できないんですが…」
 



後半に研修させてもらった北タイの有機農家も、以前は近代農法に頼っていました。
しかし、家族が病に倒れたことをきっかけに近代農業に疑問を持ち、有機農業へ転向したそうです。
高価な農薬も機械もほとんど使わない伝統的な農法により、借金は徐々に減っていきました。
さらに収穫した農産物は、NGOを通して公正な価格で取引できるようになり、暮らしも安定していったそうです。
 
「農業」が、安心や安定を得られる平和の1つの要素であることを感じた近藤さん。
「じゃあ、日本はどうなんだろう?」
日本の農業への興味が高まっていたそうです。
そこで帰国後、大学院に進学。
「志をもった人が農業をやりやすい環境づくり」と「生産者と消費者がつながる場」を具体的に考えたいと、多摩市の農業をテーマに研究に取り組み始めました。
 
「海外から大量に運んでいると、農作物が工業製品のように見えてしまうことがあるのかもしれません」と、近藤さん。
最近、日本での農産物の売られ方、買われ方に疑問を感じることがあるそうです。 
「農作物は『いきもの』。
時間がたっても形が変わらない工業製品とは違いますから、形が悪いものがあったり、時間が経てば腐ったりするのは当たり前なんですよね。
そう思えるようになれば、消費者の農産物に向き合う意識も変わるんじゃないかなと思っています」
 
近藤さん、農業のことを深〜く考えています。
机での知識だけでなく体験から学ぼうとする姿勢が、近藤さんの意識を高めているのでしょうね。



 
多摩市の農家を手伝ってみて、いかがですか?
「多摩市の農家さんは、1つの畑で食卓を賄えるくらいいろいろな野菜を育てているのが興味深いです。
まずは、1年間の援農を通して、たくさんの農産物の栽培を学べればと思います」
 

agri agri、ステキな若者を見つけました!
心強い新しい仲間を得た気分です。

これから多摩市の農家さんにたくさん触れて、一緒にいろいろな発見&発信をしていきましょうね〜!
 
(K)
 
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