2019年度 援農ボランティア全体講習会@増田農園

  • 2020.03.01 Sunday
  • 12:00

援農ボランティア全体講習会@増田農園

「菌床椎茸の袋交換&乾燥椎茸の袋詰め」

 

多摩市の援農ボランティア講習会は今年で5年目。

5期生のみなさんは4月から約1年間、それぞれの実習先の農家さんのもとに通い

農作業を学んでいますが、年に数回、別の市内農家さんの畑を訪ね、

複数名で作業する全体講習会に参加しています。

 

2月7日(金)の全体講習会は、馬引沢の増田農園で行われました。

講習内容は「菌床椎茸の袋交換&乾燥椎茸の袋詰め」。

講師は、多摩市内で唯一、菌床椎茸の栽培を手掛ける

増田農園の園主、増田保治さんです。

 

 

増田さんの椎茸はアンテナショップPonteやグリーンショップ多摩

みなみの恵み、サミット東寺方店、ヤオコー若葉台店で販売されている他、

飲食店や市内公立小中学校の給食用にも出荷しています。

肉厚でプリプリ。旨味があってとっても美味しい椎茸です。

 

▲右が生の椎茸。左は乾燥しいたけ。

 

まずは「菌床椎茸の袋交換」を行うハウスの中におじゃますると…

 

 

おお〜! 菌床がずらり! 講習生たちから驚きの声が上がっていました。

外は氷が張るほど寒かったのに、ハウス内の気温は15℃。ここだけ春のよう♪

 

おがくずが原料の菌床ブロックは専用のビニール袋に包まれていて、

口の開いた上部から椎茸が生えるような仕組みになっています。

 

適時 上から水を与えているので、袋には水が満杯で菌床は水に浸かっている状態。

でも時々、菌床のおがくずの尖った部分でビニール袋に穴が空き、

水が抜けてしまうことがあるそうです。

今日は、そんな穴の空いた袋を新しい袋に交換していきます。

 

▲袋交換の手順を説明する増田さん(左)

 

「椎茸はとても繊細で、振動や衝撃を与えると一気に出てきてしまいます。

菌床を扱う時は、慎重に、やさしく、お願いします」と増田さん。

 

椎茸が一気にたくさん出てくる=大収穫で良かったね! ではないのが増田農園流。

ひとつの椎茸の品質にこだわっているので、良いものだけを残して後は欠き、

室温は一般的な設定温度よりもやや低めにして、ゆっくりと時間をかけて育てます。

 

 

説明の後、早速作業が始まりました。が、やり始めると…

「これは? 水が半分くらい入ってるよ?」

「この小さい椎茸は全部とっちゃって良いの?」と質問が続々。

増田さんはお手本を見せながら、それぞれの分からない点に答えていきます。

 

 

水が抜けた菌床を見つけたら、そおっと台の上に持ってきて、

今出ている小さな椎茸は全部取り除き、古い袋を外します。

新しい袋を被せた後は、袋の上部を輪ゴムで留めて、袋の口は外側に折り返します。

 

▲慎重に作業を進める講習生。

 

40分ほど作業をし、袋交換が完了!

その間も、「菌床栽培と原木栽培では、どっちが難しいですか?」

「この設備を作るの大変そうですよね」などなど、

講習生たちからの質問に、増田さんは丁寧に答えていました。

 

▲作業完了に、笑顔を見せる講習生。

 

次は別の施設に移動して「乾燥椎茸の袋詰め」です。

乾燥椎茸は、生の椎茸を包丁で一つひとつ厚さ1cmほどにスライスし、

乾燥機で約1日かけて乾燥させたもの。

 

▲乾燥機で乾燥中のカット椎茸。

 

椎茸はほとんどが水分でできているので、

乾燥させると生椎茸の半分くらいのサイズになるそうです。

 

▲お吸い物やお味噌汁にはもちろん、煮物や炒め物にも使えます。

水戻しの必要が無く、旨味も栄養価も丸ごといただけます☆

 

さて、「袋詰め作業」を侮ってはいけません。食料品扱いの作業になるので、

衛生管理を徹底し、異物混入など無いように細心の注意を払います。

 

計量係・袋に入れる係・乾燥剤を入れて封をする係に分かれて作業開始!

計量係はデジタル秤に乾燥椎茸を乗せて20.5gにし、袋に入れる係に渡します。

 

「一発で20.5gにしてみたいですね」

「軽くて手からこぼれて落としてしまいそう」

慎重に作業を進めます。

 

▲デジタル秤で20.5gになるように量ります。

 

中盤、計量のスピードがアップし、袋入れ作業のところで溜まるようになると

「袋に入れるのもやるよ」と手の空いた計量係がお手伝いにまわります。

講習生たちのチームワークで、どんどん乾燥椎茸が詰められていきました。

 

 

2つの作業を終えて、今日の講習は閉会へ。

最後に、増田さんから

「農業従事者の高齢化や若手の就農者不足が問題になってきている中で、

大消費地である都市の中で農業をしている農家が、農業ってこうだよと

伝えていかなければいけないと思うし、持続させていくことが大事だと

思っています」と、

日本の農業全体の課題について考えさせられるお話があり、

みなさん、真剣な表情でうなずいていました。

 

 

援農ボランティアは、まさに都市部の農業の課題に向かう取り組み。

農家さんと共に作業をし、お話を聞くことでより現実味を感じますね。

 

今年度の援農ボランティア全体講習会は、今回で終了。

5期生のみなさんはいよいよ修了式を迎えます。

 

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