小学校で農家さんが稲わら細工指導

  • 2019.02.01 Friday
  • 17:22

瓜生小学校の5年生がしめ縄作りに挑戦

 

多摩市の小・中学校では、職場体験や農業に関する出前授業など

学校の活動に協力している農家さんが数多くいます。

相澤農園の相澤孝一さんもその一人。

愛和小や南鶴牧小などに足を運び、子どもたちに農業や野菜の魅力を伝えています。

 

12月22日(金)。

相澤さんが瓜生小学校の5年生にしめ縄作りを教えると聞き、取材に行ってきました。

 

▲授業前に準備をする相澤さん(一番右)と

手伝いに来た南野の農家、増田実生さん(右から2番目)。

 

新年に飾るしめ縄。

相澤さんの家では、昔から「しめ縄は神様が来るところ」と聞かされてきたそうです。

「新年、神様はこのしめ縄を目印に来てくれるよ」と相澤さん。

相澤さんによると、神様は新しいものが好き。

だから、その年に採れた稲わらで、毎年しめ縄を作るのだそうです。

 

 

今回しめ縄に使う稲わらは、5年生が校庭の田んぼで育てたもの。

相澤さんが協力し、種もみから苗を育て、6月にみんなで田植えをしました。

田んぼは、校庭の観察池に土を入れて作りました。

 

▲田んぼの土は馬引沢の農家、小形忠博さんに、

種もみは一ノ宮の小暮和幸さんに提供してもらいました。

(写真は相澤さん提供)

 

瓜生小での米づくりは、今年で2年目。

今年は、田んぼの広さを2倍にしたのだとか。

収穫も玄米にして5.1圓世辰燭修Δ如∩闇の1.5圓鯊臧に超え、すばらしい収穫量ですね!

 

▲10月13日に行われた稲刈りの様子。

(写真は相澤さん提供)

 

自分たちで育てた稲わらを使って、

さあ、しめ縄を作っていきましょう。

 

時間は1、2時間目。

体育館に集合です。

 

 

まずは、しめ縄に飾る「紙垂(しで)」作りから。

作るのは、「伊勢流」と「白川流」という2種類の紙垂です。

「一般的には白川流のような紙垂が多いようだけど、うちじゃ昔から伊勢流です」と相澤さん。

 

▲作り方を説明する相澤さんと、

長年、瓜生小の活動に協力している村松美花さん。

 

1人1枚配られた半紙を使って作っていきます。

 

 

「ざらざらした面を内側に折って」

「折った輪を左に持ってきて」

「2僂困聴をつけて、ここは4僂世茵

簡単そうですが、長さを計りながらの工程は少々複雑。

 

 

工作が得意な子は、サッサと作っていきますが、

「も〜意味わからん」と頭を抱える子も。

大人や周りの友達に助けてもらいながら作り上げていました。

 

▲早々に作り終わった子が、友達を手伝う場面も。

協力し合う姿、いいですね。

 

30分程で、紙垂ができました。

 

▲下が伊勢流、上が白川流。

 

 

次は、校庭に出ていよいよしめ縄を作ります。

しめ縄1本に付き、稲わらを20本使います。

 

▲「ここからいちばん難しいから、良く聞いてね」と相澤さん。

 

2人1組になって縄を編んでいきます。

おっ、全員、男女ペア。

仲がいいですね♪

 

▲底冷えする体育館の寒さから解放され、

外は陽が差し、ぽかぽか。

 

一人が稲の端をしっかり握り、

もう一人がギュッギュッとねじりながら編んでいきます。

最初は、苦戦している子も大勢。

「ちゃんと持ってて」「もっと、きつくねじったほうがいいよ」

互いに声をかけ合っています。

 

 

出来上がったしめ縄を、相澤さんにチェックしてもらう子も。

「お、いいね」「次はもっと強く締めてみて」などなど、

相澤さんも一人ひとりにアドバイスしていました。

 

▲相澤さんが作る様子を、真剣に見る子どもたち。

 

しめ縄作りはほとんどの子が、初めての体験だった様子。

感想を聞くと

「楽しい」「初めてだったけど、簡単につくれた」という子もいれば、

「難しい…」と、ため息をつく子も。

「結構、力がいります」と話してくれた子もいました。

 

▲作り方を教える増田さん。

 

わらはたくさんあります。

2本でも3本でも作ってOK。

作っていくうちに慣れるようで、

徐々に形の良いしめ縄が出来上がっていました。

 

▲しっかりと編まれた縄ができました。

 

仕上げに、周りに飛び出した稲わらをきれいにカットして出来上がり。

そこに、体育館で作った紙垂を付けます。

 

思い思いのしめ縄ができました。

 

 

最後に、相澤さんからしめ縄の飾り方の紹介。

 

 

相澤家では、毎年、新年に向けて玄関、井戸、各部屋の扉などの他、

昔は、牛小屋や鶏小屋、米や作物がたくさん入りますようにと物置にも飾ったそうです。

「みんなは、自分が『神様に来てほしい』と思うところに飾ってください。

例えば、勉強ができるようになりたいなら、勉強部屋もいいよ!」と笑いながら相澤さん。

 

相澤さんの言葉に、みんなも飾り場所のアイディアが浮かんだようです。

「ぼくは天井に飾る」

理由を尋ねると、「地震から守ってもらえるように」だとか。

なるほどね。

私のそばに立っていた子は、

「勉強部屋はないから、勉強机に飾ろうかな」とつぶやいていました。

 

しめ縄は、正月が明けてから行われる「どんど焼き」で燃やします。

「みなさんも、機会が合ったら地域のどんど焼きに持って行ってください。

さらに願いが届くと言われていますよ」と相澤さんが、最後に付け加えていました。

 

完成後、みんなでしめ縄を手に記念撮影。

 

 

 

春には、小学校最後の6年生になる子どもたち。

自分だけのオリジナルしめ縄で、

すてきな1年になりますように。

 

(K)

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