多摩市農産加工組合事業報告会2017
- 2017.10.17 Tuesday
- 12:20
今年も地元味噌「原峰のかおり」ができました
市内で米を作っている、太田農園、㟁(きし)農園、小暮農園、柚木農園で設立した「農事組合法人 多摩市農産加工組合」。
多摩市産の米と一部多摩市産の大豆を使った地元味噌「原峰のかおり」を製造販売しています。
今年で丸17年。毎年10月に、事業報告会と新味噌の試食を兼ねた情報交換会が開かれます。
10月6日(金)
今年もJA東京みなみ多摩支店の会議室で、開催されました。
開会のあいさつの後、小暮代表から今年度の「原峰のかおり」についての報告がありました。
「原峰のかおり」は地元の味噌として給食でも取り入れられています。
販売から17年が経ちリピーターも少しずつ増え、多摩市の特産品として定着しつつあります。
また、焼きかりんとう「多摩の散歩道」を始め、味噌を使ったお菓子を開発、販売する店もあり、
味噌の用途も広がってきているところです。
組合は、市内の小学生の社会科見学も積極的に受け入れ、教育の場としても協力しています。
昨年の農業ウォッチングラリーでは、加工場をコースに組み込み見学してもらいました。
このような地域での長年の活動が評価され、
今年の「東京都農業委員会・農業者大会」の企業的農業経営顕彰表彰 集団活動の部で、
東京都農業会議会長賞並びに全国農業会議所会長賞を受賞しました。
授賞式での柚木実さんと奥さまの充子さん。
この秋に新しく日野にオープンする大型ファーマーズマーケット「みなみの恵み」でも、原峰のかおりが販売される予定です。
「今年もさらに販売の幅を広げていきたい」と小暮さん、周囲の協力を仰ぎました。
小暮代表の後は、来賓の挨拶が続きます。
最初に阿部市長。
味噌を含め、地場の食材作りに尽力してくれていることに感謝を伝え、
「地元で採れた『いのち』をいただける多摩市の子どもたちは幸せ」と阿部市長。
多摩市の農業の頑張りをもっと広められるよう、応援していきたいと話しました。
多摩市農業委員会 会長職務代理の小島さん。
「今回の受賞は、農業の仲間としてもうれしい出来事だった」と小島さん。
JA東京みなみの小林代表理事組合長。
加工組合があるのはJA東京みなみ管内では唯一だとか。
「女性も一緒に頑張っているのがすばらしい」と小林さん。
「原峰のかおりのファン」という東京都農業会議の森さん。
農業会議のオフィスは、新宿のJA東京アグリパークの上にあります。
先月の東京アグリパークのイベントでも、味噌を買ったと話してくれました。
東京都南多摩農業改良普及センターの小林さんからは、
「今年は、6月は乾燥し、夏は長雨で日照不足。米も大豆も作りづらい年だったはず。苦労が多かったのでは」と
ねぎらいの言葉がありました。
今後も、不安定な天候の中でも収穫できるよう協力したいと話しました。
来賓の挨拶が終わり、報告会は無事終了。
場所を移して試食情報交換会です。
㟁さんが乾杯の音頭でスタート。
テーブルには、今年出来たての「原峰のかおり」を使った味噌汁と、7種類の味付け味噌が並んでいます。
唐辛子味噌、にんにく味噌、肉味噌、ごま味噌、柚子味噌、生姜味噌、それと米麹を使った米麹ピーマン。
組合の女性たちが、手分けして作ったそうです。
組み合わせた食材は、肉以外は、もちろん多摩市産。
味噌と組み合わせた食材がマッチして、どれも美味しい
野菜にも肉料理にも合いますね
じゃがいもを揚げて味噌をまぶした味噌じゃが。
多摩市の日本酒「原峰のいずみ」の新酒もいただきました。
「原峰のいずみ」に使用している酒米も、加工組合の4軒の農家が作っています。
酒米の品種を若水から五百万石に変更した今年の「原峰のいずみ」。
酸味があって、とってもフルーティ。さっぱり飲めるのにコクがあります。
新しい「原峰のいずみ」は、交流会でも大人気でした。
とれたての新米のおにぎりも。これは味噌が合いますね
加工組合の女性陣。
この日の料理を手作りで準備してくれました。
いろいろな立場の人たちが集まると、話題がどんどん膨らみます。
あちらこちらで、話が盛り上がっていました。
一本締めで、情報交換会も無事終了しました。
地元味噌「原峰のかおり」の取扱店はこちら。
日野、七生、稲城の各JA店舗
新味噌は、しばらくしてから店頭に並ぶ予定です。
見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
(K)
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