多摩市産野菜を使った展示イベント紹介

  • 2017.08.06 Sunday
  • 10:51

多摩市産野菜で「アナタの知らない野菜の世界」

 

 

関戸にある古着&カフェ「Mametora(マメトラ)」で、

多摩市産野菜を使った「野菜の科学」を楽しめる展示が8月1日から始まっています。

題して「アナタの知らない野菜の世界」。

 

聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩7分。

ランチには市内の青木農園の野菜が使われることも。

 

カフェの白い壁には、野菜の種や花がきれいに飾られています。

 

 

展示に使われている野菜は、一ノ宮の小暮農園、太田農園、和田の青木農園の畑の野菜達。

形や色が変わらないように、乾燥させたり樹脂に入れたり。とてもきれい。

まるでインテリアのようです。

 

「これはレタスの花です。もうすぐ咲きそうですね」

 

説明してくれるのは、この展示を企画した多摩市在住のサイエンスライター伊沢尚子さん。

『バナナのはなし』『いつもとなりにねこじゃらし』(どちらも福音館書店)など、

科学に関する子ども向けの本を作る傍ら、子どもたちに実験を通して科学のおもしろさを伝えています。

 

『いつもとなりにねこじゃらし』には

聖蹟桜ヶ丘の風景も描かれています。

 

左が伊沢さん。右はマメトラの小林さん。

 

これまでもマメトラで過去2回、魚や動物などの骨を集めた「カルシウム展」、のぞいて楽しむ工作「のぞき展」を企画展示してきた伊沢さん。

「一番好きなのは昆虫なんですが、植物も最近気になって」。

地元の野菜に興味を持ってから、野菜のおもしろさを感じるようになったそうです。

数年前からは、太田農園のふれあいファームを借りて、友人と一緒に野菜を育てています。

「野菜も植物。畑では、いろいろな姿を見せてくれるんですよ」

店に並ぶ野菜の形や色は知っていても、花の形は? 色は? 葉の形は? 食べているところは野菜の何?

知らないことは多いかもしれません。

 

1年前から市内の畑を回り、

野菜の花や葉などを集めてきたそうです。

 

「これは、全部アブラナ科」と教えてくれたのは、白菜、ルッコラ、ブロッコリー、水菜などの野菜の花たち。

 

 

花びらがどれも十字に4枚付いています。

「葉の形は違うけれど、同じ科の野菜は花の形が似ています」

花の形を見れば、同じ仲間かどうかのヒントになるのだそうです。

 

かぼちゃの種。中の緑色のものは、種の皮をむいたもの。

「炒めると美味しく食べられるんですよ」と伊沢さん。

 

 

オクラの葉の版画。

こうやってみると結構大きい葉っぱだとわかります。

 

 

にんじんとパセリの花。どちらも同じセリ科です。

にんじんの花にはキアゲハがよく来るのだそうです。

 

 

 

野菜の断面スタンプコーナー。

野菜によって、味のあるスタンプになります。

「夏休みの宿題にいいかも」と小学生と来ていたママ。

 

 

アルチンボルドを真似て、野菜で顔づくりに挑戦するコーナーも。

 

 

野菜関連の絵本もたくさん。

伊沢さんが書いた絵本も並んでいます。

 

 

 

展示はもちろんおもしろいんですが、いちばんおもしろいのは伊沢さんの解説。

「春には黄色と白の花が多いんですよ。なぜだかわかります?」

「同じアブラナ科でも葉の形が違うのは、どうしてだと思いますか?」

大人も子どもも伊沢さんの答えに、「へ〜〜っ!」と興味津々。

 

答えを知りたい? 

ぜひマメトラに行って、「伊沢さんの解説を聞きたい!」とマメトラスタッフに伝えてみてください。

都合が合えばお店に駆けつけるそうです。

 


かわいく見える野菜たちも、周りを利用し、時には利用されながら、したたかに生きてるんですね。

展示から、野菜は「食べる物」である前に、「生き物」だということに改めて気づきます。

「今回の展示を見て、畑で野菜が育つ過程にも興味をもってくれたらうれしい」と伊沢さんは話していました。

 

 

展示は9月3日まで(マメトラの営業日)。

小学生向けのワークショップもあります。

 

カフェで涼みながら、野菜たちの別の顔に出会ってみませんか?

 

(K)