アスパラガスの農地巡回

  • 2018.10.05 Friday
  • 12:00

9月のアスパラガス巡回

 

市内農家さん6軒が取り組んでいるアスパラガスの「採りっきり栽培®」。

来春、良い品質のアスパラガスをたくさん収穫するためには、

今の時期に、いかに茎をたくさん増やして株を大きく育て、

擬葉(葉のように見える部分を「ぎよう」という)を伸ばせるかが

重要な栽培ポイントです。

 

▲人の背丈程の高さに育ち、ふさふさに広がっている擬葉。

これなら、たっぷり光合成ができて養分を吸収できる!

 

 

昨年より、定期的に農地を訪れ指導してくださっているのは

「採りっきり栽培®」を開発・研究している明治大学の元木悟准教授。

▲農家さんの栽培スタイルに合わせて細やかに指導してくださる元木先生。

 

 

9月12日(水)、

本年度最後となるアスパラガスの農地巡回が行われました。

この夏は、大型の台風に見舞われたり、異常な猛暑が続いたり…

伸び盛りのアスパラガスは大変だったはず…!

さあ、元木先生から「良い調子ですね!」と合格点をいただけるでしょうか!?

 

 

まずは和田地区1軒目、青木農園からスタート!

 

▲青木農園のアスパラガスの畑。

 

▲元木先生からアドバイスを受ける青木さん(写真右)

 

開口一番、「草に負けました」と青木さん。

今年の猛暑はアスパラガスだけでなく人間だって厳しかった…!

なかなか草むしりが追いつけなかったことを悔やむ青木さんに、

「でも株の勢いは去年に比べてすごく良いですよね」と元木先生。

続けて、

「これなら親指くらい太いアスパラが出てきますよ!」

元木先生からの言葉に、青木さんもホッとした様子でした。

 

▲できるだけ農薬に頼らず栽培したいと考えている青木さんに、

病気や虫対策についてのアドバイスが続いていました。

 

▲青木さんの畑を後にする一行。大きな栗がお見送り。

 

 

さて、次は柚木農園です。

柚木農園のアスパラガスの畑は2か所。

1か所は水田のすぐ近くにあります。

▲右から、元木先生・パイオニアエコサイエンス(株)の川崎さん・柚木さん。

なにやら三人で真剣に作戦会議!?

 

 

根元を見てみると、茎がたくさん出ています。

7月の巡回時よりも株が一回りほど大きくなっていました。

 

▲目の粗いネットをかけているのは、風でアスパラガスが倒れないようにするため。

特定の害虫が飛来するのを防ぐ効果がある赤色のネットを選んでいます。

 

近くに水田がある場所で栽培するときには、地下の環境変化も想定しながら

日頃よく観察して、適時、手入れの仕方を変えていく必要があるそうです。

その細やかさは、やはりプロの農家さんでないとできないことなのかも。

 

 

次は、一ノ宮地区、太田農園と小暮農園へ!

▲太田農園のアスパラガスの畑。

 

強風の影響を受けやすい場所でも、倒れずに頑張っているアスパラガス。

株と株の間に隙間が無いくらい擬葉がいっぱいに広がっていました。

▲根元を確認する農業改良普及センターの職員とJAの担当職員。

 

「畑が隣接しているところでは、病気にならないよう特に注意が必要です」

元木先生は周囲の環境もチェックしながら、具体的な対策を提案してくれます。

 

▲太田さん(写真左)に状況を解説する元木先生。

 

 

つづいて小暮農園へ。

▲小暮農園のアスパラガスの畑。

 

こちらも、どの株も同じくらい茂っていて、良好な生育具合。

茎の本数もグッと増えて、大きくなっていました。

 

▲来春の収穫が楽しみな紫アスパラガス。

とっても美味しく、一度食べるとファンになってしまうとか!

 

▲小暮さん(写真左)と、アスパラガスを挟んで解説する元木先生。

 

「採りっきり栽培®」は、20〜30僂曚匹療擇鮴垢蠑紊欧拭峭眄Α廚鮑遒蝓

そこに苗を植えます。
昨年は手作業で高畝を作りましたが、
今年は、明治大学から「高畝機」を借り、機械で作りました。

 

なぜ、アスパラガスに高畝が適しているのかというと…

・柔らかい土の山を作ったところに苗を植えるので、根が張りやすく初期の成長を助けてくれる。

・多摩の農家さんのように、畑の地下に水が流れていたり、岩盤があったりする場所で栽培しても、

 高い位置に根があるため、水源や岩盤までの距離をとれる。

・水はけが良くなり根腐れを防げる。

 

水が多すぎても、少なすぎても育たないアスパラガス。

露地での水分管理は、畑の環境や天候とよくよく相談しなければなりません。

その点、高畝による栽培方法は多摩の畑にぴったりだったようです。

 

高畝の効果は、どの農家さんも絶賛。
「高畝機は、高畝が楽に作れて良かったよ」と話していました。

 

 

 

さて、次は連光寺地区の小島農園。

▲小島農園のアスパラガスの畑は長〜い1列。

 

黄緑色の若い茎(養成茎)がひょこひょこと伸びている様子に

巡回メンバー一同も、何かが違うと察しました。

「ちょうど吹き出しているところですね!」と元木先生。

約50日周期で新しい芽が伸びるアスパラガスの

まさに伸び盛りの時期を見ることができました。

 

▲一気に伸びた若い茎(養成茎)。これから擬葉が開く。

 

▲根元からは、また新しい茎が!しかも太い!

 

▲アスパラガスの順調な生育に嬉しそうな小島さん(左)と元木先生。

 

病気や虫の被害もなく元気な成長ぶりに、

「すごく良いです!来年かなり収穫できると思いますよー!」

元木先生からの嬉しい評価がいただけました。

 

 

 

6軒目、ラストは馬引沢地区の小形農園です。

▲小形農園のアスパラガスの畑。

 

畑に入ると、アスパラガスが大人の背丈くらいほどあり、

森の中に居るみたい!

 

「すぐ下が岩盤だから、今年はユンボ(ショベルカー)で掘って土を柔らかくしたよ」

去年の「採りっきり栽培®」で得た経験を活かしている小形さん。

この夏の異常な暑さと乾燥に「水やりもしたよー」。

 

その甲斐あって、アスパラガスも順調な成長で応えてくれています。

根元からはたくさんの太い芽、茎は上へ上へと伸びて2mくらいあるものも。

 

「すごく良いですね!あと2ヶ月でもっと伸びますよー!」

元木先生からの嬉しい言葉に、小形さんも巡回メンバーもひと安心。

 

▲根元を観察する小形さんと元木先生。

 

 

▲採って食べたいくらい柔らかそうな新芽。

今は我慢して、大きく育ってもらいましょう!

 

全体を通して、どの農家さんのアスパラガスも、

昨年の生育具合と比べて大きく茂り、力強い印象。

元木先生から「去年よりすごくたくさん収穫できると思いますよ!」と

期待の言葉をいただいて、今回の巡回を終えました。

 

あと約2ヶ月の間、冬に向けて養分を蓄えるべく

新芽を増やし、さらに大きく立派な株になるように、

がんばれアスパラガス!

来年の春、美味しいアスパラガスが食べられるのを

多摩市のみんな、楽しみに待っています★

 

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