「メルティング・ダイニング」に行ってきました!

  • 2019.08.19 Monday
  • 12:00

市内産の夏野菜たっぷり☆

みんなで食べるランチは笑顔がいっぱい!

 

以前、agri agriブログの寄稿で紹介したことのある

「メルティング・ダイニング」

“障害があっても無くても、こどもから高齢者まで、同じ地域で暮らす

みんなで食卓を囲み、美味しいご飯を食べながら、楽しい時間を共有する場“

というテーマで、隔月第2日曜日に多摩市立永山小学校で開催されています。

 

 

第3回となる8月11日(日)、agri agriスタッフは 

メルティング・ダイニングのランチの仕込みから取材におじゃましました。

何と言っても、ランチの食材に多摩市産野菜が使われているとのことで、

調理の過程をレポートせねばと思ったのです。

 

当日、メルティング・ダイニングを運営する

「自主活動グループ メルティング・ポット」のメンバーのみなさんは

朝9時に永山小学校に集合。

 

この日のプログラムは、

11時〜ワークタイム「パラリンピック正式競技“ボッチャ”を体験しよう!」

12時〜お食事タイム。

メンバー6名とお手伝いに駆けつけて下さった女性、計7名で、

12時のお食事タイムまでに約30名分のランチを作ります。

 

まずは、全員で朝礼。

メルティング・ポット代表の影近さんから、今日の流れの説明がありました。

 

▲影近さん(写真左)は、理学療法士・介護支援専門員。

市内で訪問看護リハビリステーションと、こどもデイサービスを運営しています。

 

ランチのメニューや材料などを取りまとめているのが

管理栄養士の小笠原さん。(写真右から2番目)

はじめに、「今日、体調の悪い方はいらっしゃいませんか?」と、

メンバー全員に確認を取っていました。

さすが食のプロ。

安全な食事を提供するために調理人の健康状態のチェックは欠かせません。

 

次に、今日のメニュー「ラタトゥイユペンネ」「フルーチェパフェ」の

調理の段取りを打ち合わせ、食材の紹介がありました。

今回の市内産野菜は、関戸の農家さんから提供いただいたナスとピーマン☆

 

▲ピッカピカに光るナス。ピーマンもちょうど良いサイズ感でおいしそう!

 

「こんなにたくさんの野菜! うれしいね!」

「ナスのヘタのトゲがすごい。新鮮な証拠だね!」

メンバーのみなさんの嬉しい感想、そのまま農家さんに届けたいです!

 

さあ、調理スタートかな? と思ったら、

「まずは掃除と除菌からお願いしまーす」と小笠原さん。

調理には、小学校の調理室のガス台や水道設備を利用するものの、

道具類はメルティング・ポットで購入したものを使う事にしているそうです。

今日も台車に山盛り、調理道具や鍋、食器、洗剤などを運んできていました。

 

みなさん慣れた様子で、調理台やシンクなどの掃除を開始。

これから使う道具や食器は、一回全部洗って除菌します。

衛生管理の徹底ぶりに、プロ意識をビシビシ感じました。

 

▲お皿を漬け置き除菌中。

 

調理スペースと道具がキレイになったところで、調理スタート!

 

 

「何回かやっている内に、どの作業に時間がかかるか、

分かるようになってきたの」と話してくれたのは調理師の関根さん(写真右)。

時間配分を考えつつ、テキパキと調理を進めていきます。

 

食事は目で見て美味しそうかどうかも大事。

だから最後の盛りつけは時間に追われてバタバタとよそうのではなくて、

時間をかけても美しいお皿で出したいと言います。

 

「それから、コンセプトは、“作る人も楽しく”ね!(笑)」

たしかに、みなさん和気あいあいとしていて楽しそう♪

とても30人分の食事を作る忙しさの中とは思えない良い雰囲気です。

 

▲ラタトゥイユ用のナス・ピーマン・パプリカ・玉葱は1cm角にカット。

 

メンバーの1人の方は、

「わたしは前回ここのランチを食べに来た時にステキだなと思って、

今回は車椅子の息子と一緒に作る側に参加させてもらいました」と話していました。

すぐ隣で調理の様子を観察していた息子さんは、すっかりその場に馴染んでいます。

 

いいなぁ、この雰囲気。

障害があっても無くても、同じ食卓を囲むというテーマですが、

どの段階からでもフラットな場が自然と生まれるのも、

メルティング・ダイニングの魅力のひとつなのかも。

 

 

野菜を下準備していた関根さんが、

「たくさんナスいただいちゃったから、もう1品作れそう!」と提案。

急遽、ナスの揚げ浸しも作ることになりました。

臨機応変に動けるのもチームワークが良いからですね。

 

▲素揚げしたナスとピーマン。色が鮮やか!

 

▲ラタトゥイユの鍋からも良いにおいがしてきました〜♪

 

 

そうこうしている内に、会場にお客さんが集まりはじめ、

11時〜のワークタイム「パラリンピック正式競技“ボッチャ”を体験しよう!」が

調理室の隣のプレイルームで始まりました。

 

▲障害者スポーツ指導員で、ボッチャの審判を務める川崎さん(写真中央)と、

ボッチャの元日本代表・元日本チャンピオンの山下さん(写真左の車椅子の女性)も参戦!

 

ボッチャはイタリア語でボール。

ボールは、しっとりと重みを感じる、お手玉を大きくしたような感じ。

赤組と青組で戦い、

先攻の赤組が白い的玉(ジャックボール)を投入して試合が始まります。

「ルールはカーリングに似ていて、それぞれ6つの持ち玉を投げ合って

最終的にジャックボールに一番近くに寄せられた方が勝ちになります」と

審判の川崎さんが教えてくれました。

 

 

ボールが投げられなくても大丈夫。

「ランプ」と呼ばれるスロープを使って、ボールをコートに投入できます。

ジャックボール目掛けて持ち玉が上手く転がるように考えて、

ランプの角度や方向を介助者に伝えて微調整してもらいます。

 

 

「うまい!」「すごい寄せたね!」「惜しい〜!」などなど、

会場から歓声が上がっていました。大盛り上がりのボッチャ体験会。

agri agriスタッフは人生初ボッチャでしたが、これは楽しいスポーツ!

運動が苦手すぎるワタシでも、磨けば光る気がしてしまう楽しさでした(笑)

 

その頃、調理メンバーは最後の盛りつけ作業の真っ最中。

 

▲茹でたペンネを皿に盛り、その上にラタトゥイユを乗せて…。

 

 

 

12時、参加者のみなさんがテーブルに着席。

小笠原さんからメニューの説明があった後、みんなで揃って

「いただきまーす!」

 

 

 

夏野菜たっぷりのラタトゥイユペンネは、トマトと玉葱の甘さの中に、

ナスやピーマン、ズッキーニ、ベーコンがゴロゴロと入ってボリューム満点。

ナスの揚げ浸しは、ナスがとろっと柔らかく、和風の味付けにホッとします。

お世辞抜きで、とっても美味しかったです!

男性陣はおかわりに並んでいましたね〜。

 

 

影近さんは、「食べることは、誰にとっても必要で大事なこと。

おいしいものを一緒に食べる時間は、みんなを笑顔にしてくれます」と話し、

地域には、どんな人でも馴染める、安心してすごせる場が必要だと言います。

 

たとえば、団地内にある集会所や地域のコミュニティセンターの一室を借りて

開催することも選択肢にありそうな中、なぜ小学校で?という質問に、

「小学校ってみんなが通っていた場所で、誰でも馴染みのある空間。

そういう場所を拠点にしたくて、校長先生にお願いしたんです」と影近さん。

 

大人になり経験を重ねていくうちに、立場や考え方が人それぞれになっても、

小学校という空間がもたらす懐かしい感覚は、なんだか共通な気がします。

食事やスポーツを交えながら、どんな人でも笑顔になれる、

そんな場がここにはありました。

 

▲メルティング・ポットのみなさん。

 

多摩市産の野菜を追い掛けて訪れたメルティング・ダイニング。

笑顔が印象的なメンバーのみなさんは、美味しいランチはもちろんのこと、

その名の通り、誰もが溶け込めるステキな場所を作っていらっしゃいました。

 

これからの活躍と広がりを、agri agriも応援しています☆

 

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